「This is a pen.」
英語を学び始めたときに、一番最初に出てくる定番フレーズである。
「This is a pen.」=「これは、ペンです。」
疑問文にしたいときは、「this」と「is」を反対にして、「?」を付ける。
「Is this a pen?」=「これは、ペンですか?」
ペンか否か
- 「Is this a pen?」=「これは、ペンですか?」
- 「This is a pen.」=「これは、ペンです。」
よっぽど、珍しい形状のペンだったのだろうか。
個人的には、記憶の限り、こんな言葉を使った試しがない。
ある物体が、「ペンか否か」聞かれたことはない。
自分自身も、ある物体が「ペンか否か」聞いたこともない。
おそらく、この先もないだろう。
母国語と外国語
当然のことながら、母国語で使わない言葉は、外国語でも使わない。
また、外国語で表現すると、何となく「かっこいい」感じがするかもしれない。
だが、そんなことはない。
しょうもないことは、日本語だろうが、英語だろうが、しょうもない。
例文
「When I woke up at midnight and went to the toilet, I didn’t notice that the lid of the toilet seat was open, and I sat down directly in the toilet. After that, I was uncomfortable, so I took a shower. Then I woke up and couldn’t sleep.」
翻訳ソフトを使って、文章を作ってみた。
アルファベットが、たくさん並んでいる。
いかにも難しいことが、書かれていそうだ。
日本語訳は、こうである。
日本語訳文
「深夜に目が覚めて、トイレに行ったところ、便座のフタが開いていたのに気付かず、トイレに直接、座ってしまいました。その後、気持ち悪かったので、シャワーを浴びました。そしたら、目が覚めてしまい、眠れなくなりました。」
私の身に、実際に起こった話である。
実に、しょうもない。
しょうもないことは、日本語だろうが、英語だろうが、しょうもないのだ。
AI自動翻訳
これからの時代は、AIによる自動翻訳が進化していくという。
そうなると、ますます母国語力が大切になるとのこと。
論理的な構成にするとか、難解な表現を使わないなど。
要するに、「翻訳しやすい母国語」を扱えるようになっておくということだ。
母国語力
基本的に、一つの言語を扱えても、一つの言語圏でしか通用しない。
でも、「翻訳しやすい母国語」を扱えれば、複数の言語圏で通用するようになる。
(あらためて、技術を進化させてくれている頭の良い人たちに感謝。)
たしかに、ますます母国語力が大切になりそうだ。
本来、大切なのは…
言語の壁がなくなれば、集中すべきことに集中できる。
本来、大切なのは、どの言葉で表現するかよりも、何を表現するかである。
何を考えて、どんなアイデアがあって、どういう思いがあるのか。
しょうもないことしか言えない人。
そういう人は、外国語でも、しょうもないことしか言えない。
夜起きて、便座座って、シャワー浴びたら、寝れなくなった?
しょうもないことは、日本語だろうが、英語だろうが、しょうもないのだ。
ネット集客は別
- これからの時代は、AIによる自動翻訳が進化していく
- そうなると、ますます母国語力が大切になる
- 「翻訳しやすい母国語」を扱えるようになっておく
- 自らの意見やアイデア、思いを表現できるようになっておく
その一方で、スモールビジネスのネット集客は、また別の話である。
モノを申す?
「業界の現状や裏側について、モノを申してやりたいと思います!」
生徒さんや会員さんから、たまにこんなことを宣言される。
ブログやソーシャルメディアなどで、モノを申していこうというのだ。
何を情報発信するかは自由だが、あまりおすすめはしない。
あえて、極端に言わせてもらう。
モノなんか申さなくていい。
当たり障りのないことを、たんたんと発信しよう。
おすすめしない理由
「継続できない」ということがひとつ。
経験上、モノ申す情報発信は、継続が難しいと見受けられる。
情報発信に限らず、物事の継続のコツは、「たんたんと」である。
あまり鼻息が荒いと、途中で疲れてしまう。
モノなんか申さなくていい。
当たり障りのないことを、たんたんと発信しよう。
モノなんて申されたくない?
もう一つは、そもそも「求められていない」ということ。
ブログやソーシャルメディアは、見込客を集めるメディアである。
見込客ということは、まだ自分自身に興味を持っていない人。
もちろん、モノなんて申されたいと思っていない。
周りをよく見渡してみよう。
集客できてる人は、モノなんか申していない。
当たり障りのないことを、発信している人ばかりじゃないか。
モノなんか申さなくていい
仮にモノを申すとしても、見込客以降から。
たとえば、ニュースレターとか限定コミュニティとかオンラインサロンとか。
とはいえ、まずは。
モノなんか申さなくていい。
当たり障りのないことを、たんたんと発信しよう。