近所のパン屋さんが、「北海道フェア」をやっていた。
「北海道」という響きに、目がないので、フェアの度に行っている。
- コーンたっぷりパン
- じゃがいもゴロゴロパン
- カリカリチーズパン
- …etc
どれも本当においしくて、大好きだ。
(書いていたら、また食べたくなってきた。)
北海道フェア
フェアには、期間がある。
だいたい、1ヶ月くらい。
毎回、フェアが終わるギリギリになってから行くことが多い。
「行こう、行こう」と思っていても、そうなってしまう。
パンも、北海道も、大好き。
でも、いざ行動を起こそうとなると、なかなか腰が重いのだ。
夏休みの宿題
フェアだけでなく、夏休みの宿題もそう。
- 自由研究
- ドリル
- 読書感想文
毎年毎年、夏休みが終わるギリギリにやっていた。
本当に、一度も、ギリギリ以外で、やったためしがない。
(友達も、男子女子問わず、そういう子が多かった。)
私だけ?子供のうちだけ?
「ギリギリになってから、行動を起こす。」
これは、私だけなのだろうか?
あるいは、子供のうちだけなのだろうか?
どうやら、そうではないようだ。
セミナー
ウチの、セミナーの申し込み。
その約8割は、「締切です」告知からである。
セミナーも、フェアと同じように期間がある。
募集を締め切るまでに、いろいろな告知をする。
- 開催の告知
- 内容の紹介
- 締切の告知
- …etc
そのうち、約8割の申込みが、「締切です」告知からなのだ。
- あと1週間で締切です。
- あと3日間で締切です。
- いよいよ本日締切です。
これらの告知から、約8割の申込みがある。
共通する傾向
「ギリギリになってから、行動を起こす。」
私や子供のうちだけに、限らない。
どうやら、多くの人に共通する傾向のようだ。
だから、あなたに伝えたい。
締め切りをつくろう。
締め切りをつくろう
- フェア
- 夏休みの宿題
- セミナー
- …etc
「ギリギリになってから、行動を起こす。」
おそらく、あなたのお客さんもそうである。
「ギリギリになってから、行動を起こす。」
だから、締め切りをつくろう。
そして、締め切りの告知をしよう。
締め切りがないと、ギリギリが生まれないし、その告知もできない。
みっともない?はしたない?かっこ悪い?
とはいえ、こんなふうに思うかもしれない。
- 「締め切りをつくるなんて、みっともない。」
- 「その告知をするなんて、はしたない。」
- 「販売することに必死で、かっこ悪い。」
わかる。私も、そう思っていた。
当時の私に言いたいこと
「良いものを作って、最低限の告知で売るのが、かっこいい」と。
「もちろん、締切なんて作らないし、その告知もしない」と。
でも今は、そうは、思わない。
むしろ、当時の私に言ってやりたい。
「なに、ぬるいことを言ってるんだ。」
金持ちの、暇つぶしじゃないのだ。
スモールビジネスオーナーである。
販売するために、努力するのなんて当たり前。
締め切りをつくって、きちんとその告知をしなさい。
事実
私自身、北海道フェアにしたって、いい機会だなくらいに思っていた。
むしろ、「私を外に連れ出してくれて、ありがとう。」である。
どうせ、「行こう、行こう」と思っていたのだ。
「ケツを叩いてくれて、ありがとう。」である
商品・サービスで、人の行動なり、心を動かすのがプロ
- エステで、癒やしを与える
- マッサージで、身体をほぐす
- カウンセリングで、安心してもらう
- パンで、お腹を満たす
- …etc
そのために、お客さんに行動を起こしてもらうこと。
これのどこが、みっともないのか。
- みっともない?
- はしたない?
- かっこ悪い?
逆である。
商品・サービスで、人の行動なり、心を動かすのがプロである。
腰の重い人を、おいしいパンで、外に連れ出すのがプロである。
自信がない?
もしかして、自信がないのだろうか。
ケツを叩いてでも、提供したい、価値のある商品・サービスではないのだろうか。
そこまでして、商品・サービスを購入してもらったら、申し訳ないのだろうか。
だったら、そっちの方が、プロ失格ではないだろうか。
まずは、ケツを叩いてでも、恥ずかしくない、価値のある商品・サービスを提供しよう。
話は、それからだ。その上で、覚えておきたい。
我々スモールビジネスは、お客さんの「ケツ叩き」まで仕事のうちである。