前回は、静的HTMLサイトをエックスサーバーに公開した話をしました。
前回の記事はこちらです。
静的HTMLサイトをエックスサーバーに公開してみた。アップロードと注意点とは?

今回は、その続きです。
テーマは、URLから「.html」を消した話です。
静的HTMLサイトを作ると、通常はURLに「.html」が付きます。
ただ、今回のコーポレートサイトでは、URLに「.html」を出さない形にしました。
実際のサイトはこちらです。
HTMLサイトのURLから「.html」を消してみた
今回のコーポレートサイトは、静的HTMLサイトです。
そのため、ファイルとしては、次のようなHTMLファイルがあります。
- index.html
- guide.html
- difference.html
- reason.html
- company.html
- inquiry.html
普通に公開すると、URLは次のようになります。
- https://conohaya.com/guide.html
- https://conohaya.com/company.html
- https://conohaya.com/inquiry.html
ただ、今回は、この形にはしませんでした。
次のように、拡張子なしのURLにしました。
見た目の違いは、小さいです。
でも、サイト全体の印象としては、意外と大きい部分でした。
なぜ、URLから「.html」を消したのか?
URLから「.html」を消した理由は、主に次の通りです。
- URLを、すっきり見せたかった
- WordPressサイトに近い、自然なURLにしたかった
- ページ名を、分かりやすく見せたかった
- サイト全体の印象を、整えたかった
- 今後の運用でも、URLを扱いやすくしたかった
静的HTMLサイトだからといって、URLまで昔ながらに見せる必要はありません。
中身はHTMLファイルでも、見えるURLは自然に整えられます。
URLは、サイトの印象にも関わる
URLは、細かい部分です。
でも、読者が目にすることがあります。
- 例えば、SNSで共有するとき。
- メールで案内するとき。
- ブログ記事からリンクするとき。
そのとき、URLがすっきりしていると、見た目の印象も良くなります。
今回のURL設計
今回のコーポレートサイトでは、次のようなURLにしました。
- https://conohaya.com/
- https://conohaya.com/guide
- https://conohaya.com/difference
- https://conohaya.com/reason
- https://conohaya.com/mission
- https://conohaya.com/company
- https://conohaya.com/template
ファイルとしてはHTMLですが、URLとしてはシンプルに見えるようにしました。
.htaccessでURLを整えた
今回、URLから「.html」を消すために、.htaccessを使いました。
.htaccessは、Apache系のサーバーで使える設定ファイルです。
エックスサーバーでも、サイトのURL制御などに使えます。
.htaccessで行ったこと
今回の設定では、主に次のことを行いました。
- index.htmlを、トップページへ転送する
- .html付きURLを、.htmlなしURLへ転送する
- .htmlなしURLで、対応するHTMLファイルを表示する
- 末尾スラッシュの扱いを、整える
- 404ページを、指定する
これにより、HTMLファイルを使いながら、見えるURLは拡張子なしにできます。
つまり、裏側では「guide.html」を表示しつつ、表側では「/guide」に見せる形です。
「.html付きURL」をどう扱うか?
URLから「.html」を消す場合、考えるべきことがあります。
それが、「.html付きURL」にアクセスされたときの扱いです。
2つのURLが存在すると、分かりづらい
仮に、次の2つが両方表示される状態だとします。
- https://conohaya.com/guide
- https://conohaya.com/guide.html
中身が同じでも、URLとしては別物です。
読者にとっても、検索エンジンにとっても、少し分かりづらくなります。
そのため、今回は「.htmlなしURL」を正規URLにしました。
301転送で、正規URLにそろえる
.html付きURLにアクセスされた場合は、.htmlなしURLへ転送するようにしました。
例えば、次のような形です。
- https://conohaya.com/guide.html → https://conohaya.com/guide
- https://conohaya.com/company.html → https://conohaya.com/company
- https://conohaya.com/inquiry.html → https://conohaya.com/inquiry
このように、URLをひとつにそろえることが大切です。
サイト内リンクも、.htmlなしのURLに統一しました。
canonicalタグも、拡張子なしURLにした
URLを整えるときは、canonicalタグも確認します。
canonicalタグとは、検索エンジンに正規URLを伝えるためのタグです。
今回のサイトでは、canonicalタグも拡張子なしURLにしました。
canonicalタグの例
例えば、進め方ガイドの正規URLは、次の形です。
- https://conohaya.com/guide
そのため、canonicalタグでも、このURLを指定します。
ページの表示URL、サイト内リンク、canonicalタグをそろえることで、サイト全体が整理されます。
サイト内リンクも、すべて見直した
URLから「.html」を消す場合、サイト内リンクも見直す必要があります。
ページ本体のURLだけ整えても、リンクに「.html」が残っていると、統一感がありません。
見直したリンク
今回のサイトでは、次のようなリンクを確認しました。
- ヘッダーメニュー
- フッターメニュー
- トップページ内のリンク
- 下層ページ内のリンク
- CTAボタン
- 規約ページへのリンク
- お問い合わせページへのリンク
これらを、基本的に拡張子なしURLへ統一しました。
例えば、以下のような形です。
- /guide
- /difference
- /reason
- /mission
- /company
- /inquiry
小さな作業ですが、サイト全体の整い方に関わります。
sitemap.xmlも、拡張子なしURLにした
サイトマップも、拡張子なしURLにしました。
sitemap.xmlは、検索エンジンにサイト内のURLを伝えるためのファイルです。
ここに「.html付きURL」が残っていると、正規URLとのズレが出ます。
サイトマップに入れたURL
今回のサイトマップでは、次のようなURLを入れています。
- https://conohaya.com/
- https://conohaya.com/guide
- https://conohaya.com/difference
- https://conohaya.com/reason
- https://conohaya.com/mission
- https://conohaya.com/company
- https://conohaya.com/template
- https://conohaya.com/inquiry
サイト内リンク、canonicalタグ、サイトマップ。
この3つをそろえると、URL設計がかなり整理されます。
URLから「.html」を消すメリットとは?
URLから「.html」を消してみて、良いと感じた点があります。
メリット1:URLがすっきり見える
一番分かりやすいメリットは、URLがすっきり見えることです。
- https://conohaya.com/guide.html
- https://conohaya.com/guide
比べると、後者の方が自然に見えます。
小さな違いですが、サイト全体の印象に関わります。
メリット2:WordPressサイトのように見える
WordPressでは、拡張子なしのURLが一般的です。
そのため、静的HTMLサイトでも拡張子なしにすると、URLとして自然に見えます。
「いかにもHTMLファイル」という印象が弱くなります。
メリット3:リンクしやすい
短くて分かりやすいURLは、リンクしやすいです。
- ブログ記事から、リンクしやすい
- SNSで、共有しやすい
- 口頭でも、案内しやすい
- 資料にも、載せやすい
今回の実践記でも、コーポレートサイト内の各ページへ何度もリンクしています。
URLがすっきりしていると、記事内でも自然に使えます。
メリット4:サイト設計が整って見える
URLは、サイト設計の一部です。
見た目のデザインだけでなく、URLまで整っていると、サイト全体がきちんとして見えます。
細部ですが、信頼感にも関わる部分です。
URLから「.html」を消すときの注意点
一方で、注意点もあります。
URLを変える作業は、サイト全体に関わるため、慎重に進める必要があります。
注意点1:.htaccessの書き方に注意する
.htaccessは、便利ですが、書き方を間違えるとサイトが表示されなくなることがあります。
特に、転送設定や内部表示の設定は、慎重に扱います。
- 無限リダイレクトになっていないか?
- トップページが、正しく表示されるか?
- 下層ページが、正しく表示されるか?
- 存在しないページで、404が出るか?
- 画像やCSSの読み込みに、影響がないか?
変更したら、必ず公開環境で確認します。
注意点2:リンクの書き換え漏れに注意する
URLを拡張子なしにする場合、サイト内リンクの書き換え漏れに注意します。
HTMLファイルのどこかに「.html付きURL」が残っていると、URL統一が中途半端になります。
- ヘッダー
- フッター
- ボタン
- 本文リンク
- フォームの参照URL
- 構造化データ
- サイトマップ
見えるリンクだけでなく、見えない設定も確認することが大切です。
注意点3:キャッシュの影響に注意する
URLや.htaccessを変更したあとは、キャッシュの影響にも注意します。
古い設定が残っているように見えることがあるからです。
- ブラウザキャッシュ
- サーバーキャッシュ
- 高速化機能
- CDNを使っている場合は、CDNキャッシュ
反映されないときは、まずキャッシュを疑うと、切り分けしやすくなります。
注意点4:旧URLからの転送を考える
すでに「.html付きURL」を公開していた場合は、旧URLからの転送を考えます。
何もせずにURLを変えると、古いリンクから来た人が迷う可能性があります。
そのため、.html付きURLへアクセスされた場合は、拡張子なしURLへ転送するのが自然です。
今回も、その方針で整えました。
実際に確認したこと
URL設定を変更したあと、実際に公開環境で確認しました。
確認したURL
- https://conohaya.com/
- https://conohaya.com/index.html
- https://conohaya.com/guide
- https://conohaya.com/guide.html
- https://conohaya.com/company
- https://conohaya.com/company.html
- https://conohaya.com/inquiry
- https://conohaya.com/inquiry.html
確認したのは、主に次の点です。
- .htmlなしURLで、ページが表示されるか?
- .html付きURLが、.htmlなしURLへ転送されるか?
- index.htmlが、トップページへ転送されるか?
- 存在しないURLで、404ページが表示されるか?
- CSSや画像が、正しく読み込まれるか?
- スマホでも、問題なく表示されるか?
URL設定は、見た目だけでは分かりません。
実際にアクセスして、動きを確認することが大切です。
SEOへの影響はどう考えたか?
URLを変更すると、SEOへの影響も気になります。
今回のように、正規URLを整理する場合は、次の点を意識しました。
SEOで意識したこと
- 正規URLを、ひとつにそろえる
- canonicalタグを、正規URLに合わせる
- サイト内リンクを、正規URLに統一する
- sitemap.xmlも、正規URLにする
- .html付きURLは、正規URLへ転送する
大切なのは、検索エンジンに「このURLが正規です」と分かりやすく伝えることです。
URLが複数ある状態より、ひとつにそろえた方が管理もしやすくなります。
静的HTMLサイトでも、URLは整えられる
今回やってみて感じたのは、静的HTMLサイトでも、URLは十分に整えられるということです。
WordPressでなくても、次のような設定はできます。
- 拡張子なしURL
- 301転送
- canonicalタグ
- サイトマップ
- 404ページ
静的HTMLサイトは、昔ながらの見た目にしなければいけないわけではありません。
作り方次第で、かなり自然なサイトにできます。
今回のコーポレートサイトでも、そこを大切にしました。
まとめ
今回は、HTMLサイトのURLから「.html」を消した話をしました。
要点をまとめます。
- 静的HTMLサイトでは、通常「.html付きURL」になりやすい
- .htaccessを使うと、拡張子なしURLに整えられる
- 今回は、/guide や /company のようなURLにした
- .html付きURLは、.htmlなしURLへ転送した
- canonicalタグ、サイト内リンク、sitemap.xmlも、正規URLにそろえた
- URLがすっきりすると、サイト全体の印象も整う
- .htaccessの設定は、公開環境で必ず確認する
- キャッシュやリンク漏れにも、注意が必要
URLから「.html」を消すことは、必須ではありません。
ただ、コーポレートサイトとして見せるなら、URLまで整えておく価値はあります。
今回のサイトでも、見た目のデザインだけでなく、URLの見え方も大切にしました。
実際のサイトはこちらです。
あなたが静的HTMLサイトを作る場合も、URLをどう見せるか、一度考えてみることをおすすめします。
小さな違いですが、サイト全体の印象や管理のしやすさに関わります。
次回は、AIで作ったサイトのスマホ改行を整えた話をします。
日本語サイトならではの、かなり地味で、かなり大切な調整です。



