前回は、Webフォントを自社配信した話をしました。
前回の記事はこちらです。
Webフォントを自社配信してみた。表示速度・商用利用・注意点とは?

今回は、静的HTMLサイトをエックスサーバーに公開した話です。
AIと一緒にサイトを作っても、最後は公開作業が必要です。
作ったファイルをサーバーにアップロードして、実際に見られる状態にします。
今回制作したコーポレートサイトはこちらです。
静的HTMLサイトをエックスサーバーに公開してみた
今回のコーポレートサイトは、WordPressではありません。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- 画像
- フォント
などで構成された、静的HTMLサイトです。
そのため、WordPressの管理画面から公開するのではなく、ファイルをサーバーへアップロードして公開しました。
今回アップロードした主なファイル
- HTMLファイル
- CSSファイル
- JavaScriptファイル
- 画像ファイル
- フォントファイル
- favicon
- apple-touch-icon
- robots.txt
- sitemap.xml
- .htaccess
静的HTMLサイトでは、必要なファイルを自分で把握しておくことが大切です。
1つでもアップロード漏れがあると、表示が崩れたり、画像が出なかったりします。
README.mdは、アップロードしなかった
制作中には、README.mdというファイルもありました。
README.mdは、制作メモや管理用の説明を書くためのファイルです。
ただし、公開サイトに必ず必要なものではありません。
README.mdをアップロードしなかった理由
- 閲覧者に見せる必要がない
- サイト表示には関係がない
- 制作メモが含まれる可能性がある
- 公開ディレクトリには、必要なファイルだけ置きたい
そのため、今回はREADME.md以外をアップロードする方針にしました。
公開サーバーには、必要なファイルだけ置く。
これは、シンプルですが大切です。
公開前に確認したファイル
アップロード前には、どのファイルが必要かを確認しました。
静的HTMLサイトでは、ページ本体だけでなく、周辺ファイルも必要です。
HTMLファイル
各ページのHTMLファイルです。
今回のサイトでは、次のようなページがあります。
- トップページ
- 進め方ガイド
- 他のサービスとの違い
- 選ばれる理由
- 使命・理念
- 哲学・用語集
- 鼻歌まじりの商売とは?
- 内製化とは?
- よくある質問
- 会社概要
- サービス・提供内容
- AI時代のDIY
- 無料テンプレート申込ページ
- お問い合わせ
これらのページが、アップロード後に正しく表示されるかを確認しました。
CSSとJavaScript
- CSSは、サイトの見た目を整えるファイルです。
- JavaScriptは、メニューや表示演出などに関わるファイルです。
これらが読み込まれていないと、見た目や動きが崩れます。
特にCSSは、アップロード漏れやキャッシュの影響を受けやすいので、注意しました。
画像とフォント
画像やフォントも、忘れずにアップロードしました。
- ヒーロー画像
- OGP画像
- favicon
- apple-touch-icon
- Webフォント
画像やフォントは、ファイル数が多くなりやすい部分です。
フォルダごとアップロードする場合でも、漏れがないか確認しました。
robots.txtとsitemap.xml
検索エンジン向けのファイルも用意しました。
- robots.txt
- sitemap.xml
robots.txtは、検索エンジン向けの案内ファイルです。
sitemap.xmlは、サイト内のURLを検索エンジンに伝えるためのファイルです。
これらも、公開後にブラウザで開いて確認しました。
.htaccessでURLを整えた
今回のサイトでは、URLに「.html」を出さない形にしました。
通常のHTMLファイルのURL
- https://conohaya.com/guide.html
- https://conohaya.com/company.html
- https://conohaya.com/inquiry.html
今回のURL
このように、「.html」を出さない方が、URLとして自然に見えます。
そのため、.htaccessでURLの表示を整えました。
.htaccessで行ったこと
- index.htmlを、トップページへ転送する
- .html付きURLを、.htmlなしURLへ転送する
- .htmlなしURLで、対応するHTMLファイルを表示する
- 404ページを、指定する
- フォントのキャッシュ設定を、行う
.htaccessは、サーバーの動きに関わるファイルです。
便利ですが、書き方を間違えると、ページが表示されなくなることもあります。
そのため、公開後に必ず確認しました。
アップロード後に確認したこと
ファイルをアップロードしたら、公開環境で確認します。
ローカル環境で問題なく見えていても、公開環境では違う問題が出ることがあります。
公開後の確認項目
- トップページが、表示されるか?
- 下層ページが、表示されるか?
- CSSが、反映されているか?
- 画像が、表示されているか?
- フォントが、読み込まれているか?
- スマホで、表示が崩れていないか?
- メニューが、開閉できるか?
- フォームが、表示されるか?
- URLから「.html」が、消えているか?
- OGP画像が、設定されているか?
- robots.txtが、表示されるか?
- sitemap.xmlが、表示されるか?
公開作業では、アップロードして終わりにしないことが大切です。
必ず、公開URLで確認します。
キャッシュには注意が必要だった
公開後の確認で、少しややこしいのがキャッシュです。
キャッシュとは、一度読み込んだファイルを保存して、次回以降の表示を速くする仕組みです。
便利な仕組みですが、制作中や更新直後は、古いファイルが表示されることがあります。
キャッシュで起こりやすいこと
- CSSを更新したのに、見た目が変わらない
- 画像を差し替えたのに、古い画像が出る
- スマホでは古い表示、PCでは新しい表示になる
- サーバー側の高速化設定が、反映確認を難しくする
今回も、キャッシュまわりは何度か確認しました。
キャッシュが原因なのか、ファイルの修正漏れなのかを切り分ける必要があったからです。
確認時に行ったこと
- ブラウザキャッシュを、削除する
- サーバーキャッシュを、確認する
- CSSの読み込みURLに、バージョン番号を付ける
- 別のブラウザやスマホで、確認する
- 公開URLで、実際の読み込み状態を見る
キャッシュは、表示速度には役立ちます。
ただし、更新直後の確認では、少し注意が必要です。
Xアクセラレータやサーバーキャッシュも確認した
エックスサーバーには、高速化に関する機能があります。
今回も、Xアクセラレータ、サーバーキャッシュ、ブラウザキャッシュなどを確認しました。
確認した機能
- Xアクセラレータ
- XPageSpeed
- サーバーキャッシュ
- ブラウザキャッシュ
これらは、表示速度を上げるために役立つ機能です。
ただし、制作直後や確認中は、古い表示が残って見えることがあります。
そのため、一時的にオフにして切り分けたこともありました。
最終的には、慎重に判断した
高速化機能は、基本的には便利です。
ただし、サイトによって相性があります。
今回も、表示の安定性を見ながら判断しました。
- 表示崩れがないか?
- スマホでカクつかないか?
- CSSが正しく反映されるか?
- フォームに影響がないか?
高速化機能は、オンにすれば必ず良い、というものではありません。
表示確認をしながら、必要に応じて使うことが大切です。
スマホ実機での確認も行った
公開後は、スマホ実機でも確認しました。
PCのブラウザでスマホ幅を確認するだけでは、気づけないことがあります。
スマホで確認したこと
- トップページの表示
- メニューの開閉
- スクロールのなめらかさ
- 見出しの改行
- フォームの入力欄
- フッターのリンク
- apple-touch-iconの表示
実際にスマホで見ると、PCでは気づかなかった違和感が見つかることがあります。
今回も、スマホで確認しながら、余白や改行を調整しました。
公開後に見つかった問題もあった
公開後に、いくつか問題も見つかりました。
公開してから気づくことは、珍しくありません。
むしろ、公開環境でしか分からないこともあります。
見つかった問題
- スマホメニューが、コンテンツと重なる
- スクロール時に、カクつく
- スマホで、見出しの改行が不自然になる
- apple-touch-iconの画質が、気になる
- フォーム入力欄の見た目が、そろわない
- 一部URLで、想定外のエラーが出る
こうした問題は、公開後にひとつずつ確認して直しました。
サイト公開は、ゴールではありません。
公開後の確認と改善まで含めて、サイト制作です。
サーバー公開で大切だと感じたこと
今回、静的HTMLサイトを公開してみて、大切だと感じたことがあります。
1. 必要なファイルを把握する
静的HTMLサイトでは、すべてのファイルを自分で管理します。
HTMLだけでは、サイトは完成しません。
- CSS
- JavaScript
- 画像
- フォント
- .htaccess
- robots.txt
- sitemap.xml
どれが必要なのか、把握しておくことが大切です。
2. 公開URLで確認する
ローカルで見えていても、公開環境では違う問題が出ることがあります。
そのため、公開URLで確認します。
- ページが、開けるか?
- CSSが、反映されているか?
- 画像が、表示されるか?
- リンクが、正しく動くか?
- スマホで、問題ないか?
アップロードしたら、必ず見る。
これは、かなり大切です。
3. キャッシュを疑う
修正したのに反映されないときは、キャッシュを疑います。
- ブラウザキャッシュ
- サーバーキャッシュ
- 高速化機能
- CSSや画像のキャッシュ
キャッシュは便利ですが、確認時には迷いやすい原因になります。
4. 一度で完璧にしようとしない
公開後に問題が見つかることはあります。
大切なのは、見つけたら直せる状態にしておくことです。
今回も、公開後に何度も確認し、調整しました。
AIと一緒に作っていると、修正相談もしやすいです。
静的HTMLサイト公開のメリット
静的HTMLサイトを公開してみて、良いと感じた点もあります。
メリット1:構成がシンプル
HTML、CSS、JavaScript、画像などのファイルで構成されているため、仕組みが比較的シンプルです。
WordPressのようなデータベース管理はありません。
メリット2:表示が軽い
余計なプラグインやテーマがないため、表示を軽くしやすいです。
今回も、表示速度はかなり良い状態になりました。
メリット3:デザインを作り込みやすい
HTMLとCSSを直接調整できるため、細かいデザインを作り込みやすいです。
今回のように、余白、フォント、スマホ改行まで整えたい場合には、相性が良いと感じました。
メリット4:AIと相性が良い
ファイル単位で修正できるため、AIに相談しながら改善しやすいです。
どのHTMLを直すのか、どのCSSを調整するのかが明確になります。
静的HTMLサイト公開の注意点
一方で、注意点もあります。
注意点1:アップロード漏れに注意する
静的HTMLサイトでは、必要なファイルを自分でアップロードします。
フォルダや画像のアップロード漏れがあると、表示が崩れます。
注意点2:更新作業の管理が必要
ファイルを修正したら、対応するファイルをアップロードする必要があります。
どのファイルを変えたのか、管理しておくことが大切です。
注意点3:サーバー設定に注意する
.htaccessやキャッシュ設定は、便利ですが、ミスすると表示に影響します。
変更したら、必ず公開環境で確認する必要があります。
注意点4:ブログ運用には向かない
静的HTMLサイトは、ブログのように頻繁に記事を投稿する用途には向きません。
今回も、ブログはWordPressで運営しています。
コーポレートサイトとブログで、役割を分けました。
まとめ
今回は、静的HTMLサイトをエックスサーバーに公開した話をしました。
要点をまとめます。
- 静的HTMLサイトは、ファイルをサーバーへアップロードして公開する
- HTMLだけでなく、CSS、JavaScript、画像、フォントも必要
- README.mdは、公開サイトには基本的に不要
- .htaccessで、URLから「.html」を外した
- アップロード後は、公開URLで必ず確認する
- キャッシュや高速化機能は、反映確認を難しくすることがある
- スマホ実機での確認は、とても大切
- 公開後の改善まで含めて、サイト制作である
静的HTMLサイトは、WordPressとは違う管理方法になります。
ただし、コーポレートサイトのように、更新頻度がそこまで高くないサイトには、かなり向いていると感じました。
実際のサイトはこちらです。
あなたが静的HTMLサイトを公開する場合は、まず必要なファイルを整理してみてください。
そして、アップロード後は、必ず公開URLで確認することをおすすめします。
次回は、URLから「.html」を消す方法について、もう少し詳しくお話しします。
見た目は小さな違いですが、サイト全体の印象や管理にも関わる部分です。



