前回の記事では、このは屋のコーポレートサイトを、AIと一緒に自作した話をしました。
前回の記事はこちらです。
AIでコーポレートサイトを自作リニューアルしてみた。WordPressからHTMLサイトへ

今回は、その続きです。
テーマは、こちら。
AIで「自作サイト」の前提が変わった
AIの登場によって、サイト自作の前提は変わりました。
以前は、サイトを自作する場合、どうしても限界がありました。
- デザインが古くなりやすい
- 細かい調整が難しい
- スマホ表示で崩れやすい
- 文章づくりで止まりやすい
- 専門用語でつまずきやすい
- 結局、外注したくなる
もちろん、自作には大きなメリットがあります。
- 自分で直せます。
- 自分で改善できます。
- 自分で育てられます。
でも、その一方で、現実的な難しさもありました。
ここを無視してはいけません。
自作は、大事です。
でも、簡単ではありませんでした。
ここが、これまでの前提です。
このは屋が「自作」を大切にしてきた理由
このは屋では、以前から「自作」を大切にしてきました。
理由は、シンプルです。
自分の商売を、自分で育てるためです。
コーポレートサイトにも、その考え方を入れています。
外注に依存しないため
スモールビジネスでは、日々いろいろな変更が起こります。
- サービス内容を変える
- 料金を見直す
- プロフィールを更新する
- お知らせを追加する
- 導線を変える
- 文章を直す
こうした変更のたびに、毎回外注先へ依頼する。
これでは、動きが遅くなります。
- 費用もかかります。
- 気軽に試せなくなります。
だからこそ、自分で扱えることが大切です。
商売のことは、自分が一番よく分かっている
自分の商売を一番よく分かっているのは、自分自身です。
もちろん、外部の専門家の意見は役に立ちます。
客観的な視点も大切です。
でも、最終的に判断するのは、自分です。
- どんなお客さんに届けたいのか?
- 何を大切にしているのか?
- どんな言葉なら自然なのか?
- どんな表現には違和感があるのか?
- どのくらいの温度感で伝えたいのか?
ここは、本人の感覚がとても大切です。
サイトは、ただの営業ツールではありません。
自分たちの考え方を伝える場所でもあります。
このは屋の場合は、使命・理念のページに、その軸をまとめています。
これまでの自作には、限界があった
とはいえ、自作には限界もありました。
ここは、正直に言います。
以前の自作サイトでは、どうしても妥協が出やすかったのです。
デザインの限界
まず、デザインです。
テンプレートを使えば、ある程度は整います。
でも、細かい印象までは調整しづらいことがあります。
- 余白がしっくりこない
- 文字サイズが微妙に合わない
- スマホで見たときに窮屈
- 色の組み合わせが難しい
- 全体の雰囲気がありきたりになる
サイトは、細部で印象が変わります。
- 少しの余白。
- 少しの行間。
- 少しの色味。
その積み重ねで、見え方が変わります。
今回作ったコーポレートサイトでは、その細部をかなり調整しました。
実際のトップページを見ると、余白や文字の見え方が確認できます。
技術の限界
次に、技術の限界です。
サイト制作では、見た目以外にも考えることがあります。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- スマホ対応
- 表示速度
- 画像形式
- フォーム
- OGP画像
- favicon
- サイトマップ
- 構造化データ
- サーバー設定
こう並べると、少し身構えますよね。
実際、身構えて自然です。
専門的な話も含まれるからです。
ただ、今回感じたのは、すべてを覚える必要はないということです。
分からない部分は、AIに相談できます。
- 確認しながら進められます。
- 選択肢を出してもらえます。
- 注意点も聞けます。
ここが、以前との大きな違いです。
AIは「代行業者」ではない
ここで大切なことがあります。
AIは、代行業者ではありません。
- AIに丸投げすれば、勝手に良いサイトができる。
そういう話ではありません。
ここを勘違いすると、うまくいきません。
AIに任せきりにしない
AIは、いろいろな案を出してくれます。
- 文章も出してくれます。
- デザインの方向性も考えてくれます。
- コードも書いてくれます。
でも、判断するのは自分です。
- この表現は自然か?
- このデザインは自社らしいか?
- この導線で分かりやすいか?
- この色は強すぎないか?
- この見出しは伝わるか?
こうした判断は、人間側に残ります。
つまり、AIに任せるのではありません。
AIと一緒に作るのです。
違和感を伝えるほど、良くなる
今回の制作でも、何度も修正しました。
一発で完成したわけではありません。
むしろ、細かい修正の連続でした。
- この表現は少し硬い
- この余白は詰まって見える
- スマホで改行が不自然
- この色は少し薄い
- このフォームは質素に見える
- この見出しはもう少し自然にしたい
こうした違和感を、ひとつずつAIに伝えました。
すると、少しずつ良くなっていきます。
大切なのは、最初から完璧な指示を出すことではありません。
違和感を言葉にすることです。
これが、AI時代の自作では、かなり重要です。
AI時代の自作は「対話しながら育てる」こと
今回の制作を通じて、強く感じたことがあります。
AI時代の自作とは、対話しながら育てることです。
これは、これまでの自作とは少し違います。
以前の自作
- 自分で調べる
- 自分で試す
- 分からないところで止まる
- 検索する
- 専門用語で迷う
- 時間がかかる
- 途中であきらめることもある
AI時代の自作
- AIに相談する
- 案を出してもらう
- 違和感を伝える
- 修正してもらう
- 比較する
- 自分で判断する
- 少しずつ整える
要するに、ひとりで抱え込まなくて良くなりました。
これは、とても大きいです。
特にスモールビジネスでは、担当者が何人もいるわけではありません。
自分で考え、自分で動き、自分で改善する必要があります。
そのとき、AIが相談相手になる。
これは、かなり心強いです。
このは屋のサイトでも、その考え方を反映した
今回のコーポレートサイトでは、この考え方をそのまま反映しました。
例えば、内製化とは?のページでは、AI時代の内製化について触れています。
また、AI時代のDIYのページでは、このサイト自体の作り方にも触れています。
言葉だけで、「AIを使いましょう」と言うのではありません。
- 実際に、自分たちで作りました。
- そして、その実物を公開しました。
ここが、今回の大事なところです。
実物があると、伝わり方が変わる
- 「AIでサイトを作れます」
そう言うだけなら、簡単でしょう。
でも、それだけでは説得力が弱いです。
だからこそ、実物が必要でした。
- 実際に公開されている
- スマホで見られる
- ページ遷移できる
- フォームも動く
- OGP画像も設定されている
- 表示速度も確認できる
こうした実物があることで、話が具体的になります。
この実践記も、実物と一緒に読んでもらうことで、より分かりやすくなるはずです。
スモールビジネスにとって、何が変わるのか?
では、AIによって、スモールビジネスのサイト制作はどう変わるのでしょうか?
大きく分けると、次の3つです。
1. 外注前提ではなくなる
これまでは、少し本格的なサイトを作ろうとすると、外注が前提になりがちでした。
もちろん、外注が悪いわけではありません。
必要な場面もあります。
ただし、最初から全部外注する必要はなくなってきました。
AIと一緒に、自分で、たたき台を作れるからです。
2. 改善しやすくなる
サイトは、作って終わりではありません。
公開してからが本番です。
- 見出しを変える
- 文章を直す
- 導線を見直す
- ページを追加する
- スマホ表示を調整する
こうした改善を、自分で進めやすくなります。
AIに相談しながら、小さく直せるからです。
3. 自分の言葉で伝えやすくなる
サイトで大切なのは、見た目だけではありません。
言葉も大切です。
AIを使うと、文章のたたき台を作れます。
ただし、そのまま使うのではありません。
- 自分の言葉に直します。
- 自分の温度感に整えます。
この作業によって、伝わる文章に近づいていきます。
とはいえ、注意点もある
AI時代の自作には、大きな可能性があります。
ただし、注意点もあります。
ここも、きちんと見ておく必要があります。
AIの出力をそのまま信じない
AIは便利です。
でも、間違えることもあります。
- 古い情報を出すこともあります。
- それらしいことを言うこともあります。
だから、確認が必要です。
- 内容は正しいか?
- 権利面に問題はないか?
- 表示崩れはないか?
- リンクは正しいか?
- フォームは動くか?
- スマホで見やすいか?
AIを使うほど、確認も大切になります。
最後は、自分で判断する
AIは提案してくれます。
でも、最終判断は自分です。
これは、サイト制作に限りません。
商売全体にいえることです。
- 自分の商売をどう見せるか?
- 何を大切にするか?
- どんな人に届けたいか?
ここは、自分で決める必要があります。
AIは、その判断を助けてくれる存在です。
判断そのものを、代わりに引き受けてくれるわけではありません。
まとめ
今回は、AIによって「自作サイト」の前提が変わった、という話をしました。
要点をまとめます。
- これまでの自作には、デザインや技術の限界があった
- AIによって、分からない部分を相談しながら進められるようになった
- AIは代行業者ではなく、共同制作者である
- 大切なのは、AIに丸投げすることではない
- 違和感を伝えながら、対話して育てることが大切
- スモールビジネスにとって、自作の可能性は広がっている
このは屋のコーポレートサイトも、まさにその考え方で作りました。
自作は、もう「全部ひとりでがんばること」ではありません。
- AIと一緒に考える。
- AIと一緒に作る。
- AIと一緒に直す。
そして、自分の商売を、自分で育てる。
これが、これからの自作だと思います。
次回は、実際にどんなページ構成でコーポレートサイトを作ったのか?
サイト全体の設計について、お話しします。
まずは、あなたのサイトも見直してみてください。
今のサイトは、自分で改善できる状態になっているでしょうか?
そこから確認してみることをおすすめします。






