このは屋 AIニュース自動収集システム 2026.06.29

    Google Apps Script版の「自分専用AI週報」を運用して分かった5つの限界と、n8nへ移行を決めた理由

    前回は、Google Apps Script、Gemini API、RSS、Gmailを使って、最初の「自分専用AI週報」を作った方法をご紹介し...

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    Google Apps Script版の「自分専用AI週報」を運用して分かった5つの限界と、n8nへ移行を決めた理由
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    Updated2026年6月29日
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    前回は、Google Apps Script、Gemini API、RSS、Gmailを使って、最初の「自分専用AI週報」を作った方法をご紹介しました。

    結論から言うと、Google Apps Script版は、十分に役立ちました。

    • 毎週、公式サイトの更新情報を集めて、
    • Geminiに重要なニュースを選んでもらい、
    • メールで受け取る。

    当初の目的だった「自分向けのAIニュースを、無料・自動的・週次で受け取る」は、これで実現できました。

    ただ、使い続けるうちに、次の課題も見えてきました。

    • 「動く仕組み」と「育てやすい仕組み」は、少し違う。

    今回は、Google Apps Script版の「自分専用AI週報」を運用して分かった5つの限界と、n8nへ移行しようと思った理由をお伝えします。

    目次
    このは屋 | Google Apps Script版の「自分専用AI週報」を運用して分かった5つの限界と、n8nへ移行を決めた理由
    このは屋 | Google Apps Script版の「自分専用AI週報」を運用して分かった5つの限界と、n8nへ移行を決めた理由
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    この記事の要約

    • Google Apps Script版の「自分専用AI週報」は、最初の仕組みとして十分に役立ちました。
    • ただし、情報源や処理を増やすほど、コードの管理と改善が難しくなります。
    • n8nへ移行した理由は、高度なことをするためではなく、仕組みを見える化して育てやすくするためです。

    Google Apps Script版の「自分専用AI週報」は「失敗」ではない

    最初に、大事なことをお伝えしておきます。

    Google Apps Script版の「自分専用AI週報」は、失敗ではありません。

    むしろ、最初に、Google Apps Scriptで作ったからこそ、次に何を改善すべきかが見えました。

    たとえば、最初の仕組みで分かったのは、次のようなことです。

    • 公式RSSから新着情報を取得できる
    • Geminiに候補を渡せば、重要な情報を選別できる
    • メールで届く形にすると、毎週確認しやすい
    • AIニュースは「全部読む」より、「最初に絞る」方が大切

    つまり、仕組みとしての方向性は、間違っていませんでした。

    ただ、実際に使い始めると、

    • 「もう少し情報源を増やしたい…」
    • 「同じ記事を何度も送らないようにしたい…」
    • …etc

    といった改善点が、出てきます。

    限界1:情報源を増やすほど、コードが複雑になる

    最初は、Google Workspace UpdatesとWordPress Developer Blogのように、少数のRSSを読むだけでした。

    この段階なら、Apps Scriptでも、十分に扱えます。

    ですが、「自分専用AI週報」として本格的に使うなら、見たい情報源は増えていきます。

    • OpenAI
    • Anthropic
    • Google Gemini
    • Canva
    • n8n
    • Dify
    • WordPress
    • GitHub Releases

    情報源が増えること自体は、良いことでしょう。

    でも、RSSだけでなく、SitemapやGitHub APIなど、取得方法が違う情報源も出てきます。

    すると、情報源ごとに、

    • 「どこから取るか?」
    • 「どう読み取るか?」
    • 「どの項目を使うか?」

    をコードで、書き分ける必要があります。

    小さな仕組みだったはずが、少しずつコードのかたまりになっていきます。

    限界2:途中で何が起きているか見えにくい

    Google Apps Scriptは、コードとして読むと非常に便利です。

    ですが、コードに慣れていない人にとっては、処理の全体像を把握しにくい面があります。

    たとえば、「自分専用AI週報」の中では、次のような処理をしています。

    1. 情報源から新着情報を取得する
    2. 公開日を確認する
    3. 古い記事を除外する
    4. 候補をGeminiへ渡す
    5. Geminiの回答をメール用に整形する
    6. Gmailから送信する

    この流れをコードだけで追うと、「今どこで止まっているのか」が分かりにくくなります。

    特に、エラーが出たときは大変です。

    • 情報取得で止まったのか?
    • Gemini APIで止まったのか?
    • メール送信で止まったのか?

    処理の順番が視覚的に見えないと、原因を探すだけで時間がかかります。

    限界3:改善したい部分だけを直しにくい

    仕組みを使っていると、必ず改善したい部分が出てきます。

    たとえば、次のようなものです。

    • 情報源を追加したい
    • ニュース候補を新しい順に並べたい
    • 候補数を制限したい
    • Geminiへ渡す文字数を減らしたい
    • 同じ記事を二度送らないようにしたい
    • メールの見た目を整えたい

    Google Apps Scriptでも、もちろん改善できます。

    ただ、改善するたびにコードのどこを直すか考え、全体への影響を確認する必要があります。

    限界4:手動テストと本番送信の区別が難しい

    「自分専用AI週報」は、最終的にメールを送る仕組みです。

    つまり、テストするときにも誤送信の可能性があります。

    ここは、想像以上に大切なポイントでした。

    たとえば、途中まで確認したいだけなのに、そのまま最後まで実行されてメールが送られてしまう。

    または、テストした結果が「送信済み」として記録され、本番で必要なニュースが除外されてしまう。

    こうした問題を防ぐには、次のような区別が必要です。

    確認したいこと必要な仕組み
    情報を取得できるか?情報取得だけを確認する
    Geminiの内容が適切か?メール送信前で止める
    メールの表示が正しいか?テスト用の送信先で確認する
    本番の重複防止が動くか?本番とテストの履歴を分ける

    仕組みが育ってくるほど、「動くかどうか」だけでは足りません。

    安全に試せるかどうかも重要になります。

    限界5:仕組みの説明と引き継ぎが難しい

    自分だけが使う小さな自動化なら、コードをそのまま使い続けても良いかもしれません。

    ただ、このは屋では、今回の仕組みを単発で終わらせるつもりはありません。

    今後は、「自分専用AI週報」だけでなく、

    • 自分専用AI従業員
    • 自分専用AI編集者
    • 自分専用AI記事制作
    • 自分専用AIメルマガ
    • 自分専用AI動画制作
    • 自分専用AI社員
    • …etc

    にも広げていきたいと考えています。

    そのときに必要なのは、「作った人だけが分かる仕組み」ではありません。

    誰が見ても、次のことが分かる仕組みです。

    • 何を取得しているか?
    • どの順番で処理しているか?
    • どこでAIを使っているか?
    • どこからメールを送っているか?
    • どこを直せば良いか?

    これは、内製化にとって、非常に大切です。

    内製化は、「自分で作る」だけではありません。

    自分たちで理解し、直し、育てられる状態を作ることです。

    そこでn8nへ移行することにしました

    こうした課題を感じて、次に試すことにしたのが、n8nです。

    n8nは、色々なサービスや処理をつなげて、自動化の流れを作るツールです。

    今回の「自分専用AI週報」でいうと、次のような流れを画面上でつなげられます。

    1. RSSやAPIから情報を取得する
    2. 情報源ごとに形式を整える
    3. 候補をまとめる
    4. 古い情報や重複を除外する
    5. Geminiに重要なニュースを選ばせる
    6. メール用のHTMLに整形する
    7. Gmailで送信する

    この流れが、ノードと線で、視覚的に把握できるようになります。

    全体像が見えるだけで、仕組みを理解しやすくなります。

    n8nへ移行した本当の理由

    n8nへ移行した理由は、「Google Apps Scriptより高機能だから」だけではありません。

    本当の理由は、次の3つです。

    1. 処理の流れを見えるようにしたい
    2. 小さな改善を積み重ねやすくしたい
    3. 「自分専用AI週報」を、一度作って終わりではなく、育て続けたい

    要するに、移行の目的は、単にツールの乗り換えではありません。

    仕組みを育てやすくすることにあります。

    WordPressを使って、ブログを育てることにも似ています。

    最初は数記事でも、続けるうちにカテゴリーが増え、内部リンクが増え、読者に役立つ情報資産になっていきます。

    「自分専用AI週報」も同じです。

    最初は、「ニュースをメールで送る仕組み」でした。

    でも、改善を重ねれば、将来的には、

    • 自分専用AI従業員
    • 自分専用AI編集者
    • 自分専用AI記事制作
    • 自分専用AIメルマガ
    • 自分専用AI動画制作
    • 自分専用AI社員
    • …etc

    の土台にもなります。

    まとめ

    • Google Apps Script版の「自分専用AI週報」は、最初の仕組みとして十分に役立ちました。
    • 使い続けるうちに、情報源追加、エラー確認、改善、テスト、引き継ぎの課題が見えてきました。
    • n8nへ移行する目的は、仕組みを見える化し、改善しやすくすることです。
    • 大切なのは、最初から正解のツールを選ぶことではありません。
    • まず動くものを作り、実際に使い、次の改善点を見つけることです。

    次回は、Dockerもn8nも初めてだった状態から、ローカル環境でAI週報を動かすまでの流れをご紹介します。

    前回の記事はこちらです。Google Apps Script・Gemini API・RSS・Gmailで無料の「自分専用AI週報」を作った方法

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