ネット集客界隈では、いつの時代も、「手法」があります。
- SEO
- コピーライティング
- ソーシャルメディア
- YouTube
- ウェブセミナー
- …etc
これからも、次から次へと手法が登場するでしょう。
何をしたら良いですか?
- 「何をやったほうがいいですか?」
- 「今だったら、何が一番効果的ですか?」
このような質問は、無くなることはありません。
投資対効果を追求するスモールビジネスオーナーであれば、当然ですよね。
ですが、注意が必要です。
あまりここ(手法)に気を取られていると、最終的に欲しい成果は、遠のく可能性があります。
手法は平等
手法は有効です。
自分に合った適切な手法を駆使すれば、事業も成長するでしょう。
そして手法は、ある意味、平等です。
今の時代、情報なんて、無料でいくらでも手に入ります。
誰でも手に入るからこそ…
誰でも、手法を知って、試すことができる。
情報リテラシーの差こそあれ、平等です。
では、なぜ差が出るのか。
商売に有効活用できる人と、できない人がいるのか。
甚だ疑問ですよね。
手法に溺れる人たち
ところが、その差は明確です。
手法を有効活用できている人は、「伝えること」が明確なんです。
「伝えること=コンテンツ」という解釈でもいいですね。
つまるところ、「伝えること」がなければ、手法も虚しく散ります。
「伝えること」が定まらないと、手法は活かされない
- SEO
- コピーライティング
- ソーシャルメディア
- YouTube
- ウェブセミナー
- …etc
全てに共通するのは、中で伝える「コンテンツ」です。
ここがゴッソリ抜け落ちていると、手法に溺れ、ノウハウコレクターになってしまいます。
そうなったが最後、情報に混乱し、前に進むことができません。
頑張りが、空回りしてしまう。
こんな負のスパイラルは、投資対効果を重んじるスモールビジネスオーナーであれば、避けたい。
では、どうすればいいのでしょうか。
簡単です。
まずはやるべきことは、絞ることです。
最低限に絞る
何事も、増やすのは簡単です。
減らすのが難しい。
ですが減らさなければ、優先度の高いことに集中できません。
人手や時間が限られているのであれば、なおさら真剣に「減らし」ましょう。
自社の商品・サービスを売るために、本来やるべきは、「手法」ではありません。
自社の商品・サービスを魅力的にみせる、「コンテンツ作り」です。
一旦、手法は忘れて、「コンテンツ作り」に集中する。
まずは、これです。
項羽がとった作戦
楚の武将、項羽の話です。
項羽は、秦軍と戦うために、軍を率いて黄河を渡りました。
そして兵士たちが眠っている間に、 川を渡るときに使った船をすべて燃やしてしまった。
そして項羽は、兵士たちに言います。
- 「おまえたちに残された道は、勝つまで戦うか死ぬかの、どちらかしかない」
項羽が考えた、たったひとつの重要なことに集中させるアイディアです。
選択肢を絞ることで、集中できる
兵士たちの帰路を断つことで、戦いに集中させる。
戦ほど、大それた話ではありませんが、商売でも同じことです。
むしろ極端に情報を減らさないと、この時代の誘惑に勝つことは難しいでしょう。
自社の商品・サービスを魅力的にみせる、「コンテンツ作り」に集中するために、環境を整えることも大切です。
「何をやるか」ではなく「何を発信するか」
ブログやメルマガ、YouTube…。
大多数は、「何をするか」に目が行きます。
しかし、そもそも重要なのは、「コンテンツ」です。
何を発信すれば、お客さんは集まるのか。
これを考えた後に、手法を利用する。
この順番が、正常です。
では、「コンテンツ」はどのように作ればいいのか。
いよいよ、今回のメインの話に入ります。
「お問い合わせが増えました!」
先日、会員さんから、実践報告を受けました。
その方は、オンラインでボイストレーニング教室を営まれています。
以前は、
- ブログやソーシャルメディアで情報発信する
- でも、いまいちネットからの集客が伸びない
という状態でした。
ところが、あることを行うと、問い合わせが急に増えたとのことです。
何をしたと思いますか。
正解は、「実際のレッスン風景を見せた」です。
実際のレッスン風景を、動画で見せることで、ネットからの問い合わせが増えた。
パソコン画面見せたら、成約率アップ
そう言えば私たちも、似たような経験がありました。
あるセミナーでのこと。
それまでは、「スライド資料&解説」のみで、セミナーを行っていました。
そこである日、新たな試みとして、実際に「パソコン画面」でホームページなどの実物を見せながら説明をしました。
するとびっくり。
その次の商品である、スクールへの成約率が上昇したのです。
「実際」を見せる
「実際」を見せるのは、かなり有効です。
しかも、どの業界でも転用できる。
あなたは、「実際」を見せていますか?
商品・サービスを購入する前に、「商品・サービスを、実際に使うイメージ」を持ってもらっていますか?
あなたの商品の「実演販売」
レジェンド松下さんではないですが、「実演販売」をイメージするとわかりやすいと思います。
- 「ほら、大根だってこんな簡単にスライスできちゃう!」
- 「子供が飲み物こぼしてできたシミ、ほら一瞬で消えます!」
主婦の人だかりができている、あれです。
実演販売の強みは、「実際」がわかることです。
「実際」がわからないと、買えない
いくら宣伝されても、自分が使ってみなければ、信用できません。
しかし、目の前で実演されれば、納得します。
- 「あ、ほんとだ」
- 「これなら私でもできる」
小さな心のつぶやきが生まれ、購入にいたります。
使うイメージや、買った後のイメージを見せる。
選んでもらうために、非常に重要です。
治療院なら
治療院なら、どう転用できるでしょうか。
例えば、「腰痛治療の様子」。
前もって、見せることはできませんか。
ネイルサロンなら
ネイルサロンなら、どう転用できるでしょうか。
例えば、「ジェルネイル施術の様子」。
前もって、見せることはできませんか。
コンサルタントなら
コンサルタントなら、どう転用できるでしょうか。
例えば、「マーケティングプランに対する個別コンサルの様子」。
前もって、見せることはできませんか。
料理教室なら
料理教室なら、どう転用できるでしょうか。
例えば、「アクアパッツアの作り方指導の様子」。
前もって、見せることはできませんか。
編集後記
いたるところで、「差別化」が叫ばれています。
その背後には、「どれも同じに見える」現象があります。
「どれも同じ=選びにくい」なので、発信する情報を具体的にした方が有利になります。
どれも同じように見える世界では、中身や実際を見せたもん勝ちです。
「実際」を意識して、コンテンツを作ってみましょう。
その後で、手法を選べばいいんです。