「なんか、小手先で、うまくやろうとしてるよな。」
学生の頃、お世話になっていた野球用品専門店の藤田さん(仮称)に言われた。
藤田さんは、大の野球好き。(いわゆる、「野球バカ」)
休日になると、私が所属していた野球部の練習試合や大会を見に来ていた。
名物おじさん
何年間にも渡って顔を出している、名物おじさんだ。
当然、私のことも入部したときから知っている。
そんな藤田さんに、あるとき言われたのが冒頭のセリフである。
「なんか、小手先で、うまくやろうとしてるよな。」
「がむしゃら」から「スマート」へ
がむしゃらになって、わき目もふらず、必死にやっていた最低学年の頃。
「いい動きしてるな。その思い切りの良さがいいよ。」
ことあるごとに褒めてもらっていた。
いつしか最高学年になり、先輩もいなくなって、余裕が出始めた。
がむしゃらにやるよりも、スマートにやろうとしていた。
いい結果が出ない…
- 思い切り振らないで、ちょこんと当てるバッティング
- 体を張って打球を止めないで、グラブでさばこうとする
- …etc
案の定、いい結果を出せずにいた。
そんな私の姿を見かねたのが、藤田さん。
藤田さんの言葉
- 「なんか、小手先で、うまくやろうとしてるよな。」
- 「前みたいに、思い切り良くバットを振れよ。」
- 「グラブで捕れないなら、体を張って止めろよ。」
「うまくやろうとするな。らしくやれ。」
厳しくも親身になって、言葉をかけてくれた。
変化した意識
以来、「思い切り良くやろう」「らしくやろう」と意識が変化。
選抜に選ばれたり、優勝できたりと良い結果を残すことができた。
藤田さんの言葉がきっかけになったのは、間違いない。
「うまくやろうとするな。らしくやれ。」
いつも、思い返す
今もついつい、スマートにやろうとしてしまうときがある。
そんなときはいつも、このときの藤田さんの言葉を思い返すようにしている。
「うまくやろうとするな。らしくやれ。」
思い返すのは、自分自身のときだけではない。
思い返すとき
- ブログやメルマガで、うまく文章を書くことができません…。
- ユーチューブやポッドキャストで、うまく話すことができません…。
- 情報を発信するといっても、うまく発信することができません…。
生徒さんや会員さんから、よく相談を受ける。
この相談を受けたら、藤田さんの言葉を思い返す。
「うまくやろうとするな。らしくやれ。」
「うまく」ではなく、「らしく」
- ブログやメルマガで、うまく文章を書く必要はない。
- ユーチューブやポッドキャストで、うまく話す必要はない。
- 情報を発信するといっても、うまく発信する必要はない。
一生懸命、考えるべきなのは、「うまく」ではなく、「らしく」である。
- どうすれば、「うまく」できるかを、一生懸命、考えるのではない。
- どうすれば、「らしく」できるかを、一生懸命、考えるのである。
「うまく」はないが、「らしく」発信
ウチも引き続き、「うまく」はないが、「らしく」発信していく。
- 足ることを知る
- 分をわきまえる
- …etc
「和」の世界観を大切にして、「らしく」発信していく。
あなたの、「らしさ」とは?
「うまくやろうとするな。らしくやれ。」
- ブログやメルマガで、うまく文章を書く必要はない。
- ユーチューブやポッドキャストで、うまく話す必要はない。
- 情報を発信するといっても、うまく発信する必要はない。
一生懸命、考えるべきなのは、「うまく」ではなく、「らしく」である。
- どうすれば、「うまく」できるかを、一生懸命、考えるのではない。
- どうすれば、「らしく」できるかを、一生懸命、考えるのである。
あなたの、「らしさ」とは、何だろうか。
「うまく」ある必要はない。「らしく」あろう。