なぜウェブ集客は自作なのか?業者に外注して失う3つの大切なもの

先日、ある書籍のカスタマーレビューを読んでいたら、こんなことが書かれていた。

  1. 「具体例がないので、役に立ちませんでした。」
  2. 「一つも事例がありません。購入する価値はありません。」
  3. 「抽象的すぎて参考にならない。買って後悔した。」

あなたも書籍を買うときには、カスタマーレビューを少なからず参考にしていると思う。

上記のようなレビューをみたときに、どのように感じるだろうか。またどのように、その書籍の価値判断をしているだろうか。

抽象的であることには、価値がない?

個人的には、こういったレビューは「まったく、参考にならない」、「一切、参考にしない」と決めている。

やや極端な見解ではあるが、

  1. 具体ばかりを求める人は、自分の頭で考えられない人
  2. 抽象を求める人は、自分の頭で考えたい人

だと考えているからだ。

もちろん、「具体的であることに価値がない」と言いたいわけではない。

でも、「抽象的であることに価値がない」というのは違うと思うし、そういう風潮に違和感すら覚える。

具体例がないから価値がない=自分の頭で考えたくない

具体と抽象は、どちらにも価値があるのであって、どちらか一方が他方に劣るというものではないだろう。

  1. 具体は、短期的・狭い範囲
  2. 抽象は、長期的・広い範囲

という特徴が、両者にあるだけである。優劣を付けようとすること自体が、そもそもお門違いだ。

「具体例がないから価値がない」というのは、「自分の頭で考えたくない」と言っているのと同義ではないか。

「誰かが考えたことをやりたい」のであれば、はなっから起業家・スモールビジネスオーナーなんてやらなければいい。

言うまでもなく、「依存」ではなく、「自立」しているのが、起業家・スモールビジネスオーナーである。

なぜ、自作なのか

ウチでは常々、「ウェブ集客は、自作すること」と伝えている。

外注すると、業者に「依存」することになるからだ。中には、管理画面のログイン情報を教えてくれない業者もある。

自分の商売なのに、中身がブラックボックス化してしまうのだ。そんな人に強く言いたい。

「自分の商売の手綱は、自分で握ろう」と。外注して、わざわざ自らの商売をブラックボックス化する必要など、ない。

そもそも、外注する理由って、経営効率化や生産性向上などが理由だろう。我々はスモールビジネスである。

大企業じゃないんだから、経営効率化や生産性向上より、個人としての成長の方が大切ではないだろうか。

たとえば、どれだけ歌がうまくても、野球がうまくても、金儲けがうまくても、人間性が悪けりゃ台無しだ。

歌だろうが、野球だろうが、商売だろうが、人間性を磨くためのツールであり、道具の一つに過ぎない。

松井秀喜氏の父の言葉

引退した後も、日本の野球ファン、アメリカ・ニューヨークの野球ファンから愛される松井秀喜氏の父の著書で、こんな一節がある。

わたしが秀喜に本気でお説教らしきものをしたのは、1回だけです。子どものときではなく、大人になってからです。プロ2年目の1994年オフ。日本シリーズで西武ライオンズを4勝2敗で倒し、日本一になり、故郷に凱旋したときでした。

辺りが薄暗くなった夕刻、家の前は報道陣とファンでごった返していました。そこへ、秀喜がタクシーに乗って帰ってきたのです。秀喜がタクシーを降り、周囲を一瞥し、手を上げた瞬間、わたしはドキッとしました。

さりげない動作の中に、天狗になっているというか、スター気取りというか、いやな雰囲気を感じ取ったのです。秀喜の瞳の中には明らかに驕りの光が宿っていました。わたしは秀喜に対し、初めてこんこんと思いを語りました。

「主観的に自分を見てはいけません。客観的に立場を見なさい。周囲の人、たとえばマスコミやファンは、野球選手として、バットマンとしての一面を見て、美化しているにすぎません。人間性とか、ほかの面で評価しているのではないのです。それなのに、あの態度は少し変だ。まるで凱旋将軍じゃないですか。第三者には見えなかったかもしれないが、お父さんには、はっきり見えました。シルエットに驕りがにじみ出ていました。自分を見失ってはいけない。常に謙虚な気持ちでいないと、挫折したときのショックは計り知れないですよ」

松井昌雄 『秀さんへ。』(文藝春秋,2003)

「あい!」と思わず返事をしたくなる。

野球がうまいだけでなく、その人間性で、ファンから愛され続ける松井秀喜氏を育てた父らしいメッセージだ。

業者に外注して失う3つの大切なもの

さて、こういった観点からいうと、近頃のプログラミング人気なども悪くない。

プログラミングだって、個人としての成長になるし、人間性を磨くことができる。

でもちょっと、取っ付きにくい。そして、さすがに本業の収益から遠すぎる。

であれば、ウェブ集客のスキルを磨くのはいかが?という提案である。

もちろん、ウェブ集客のスキルだって磨けば、個人として成長できるし、収益にも結びつく。(少なくとも、プログラミングよりは、結びつけやすい。)

さらに、外注費の削減になるし、やり取りのストレスもなくなる。

外注先と、やり取りしても、外注先は学びになるが、あなたには何のメリットもない。

外注先は顧客フィードバックを得られるが、あなたは大切な3つのもの、「お金」と「スキル向上の機会」と「自分の商売の手綱」を失う。

ウェブ集客のスキル向上をする意義

確かに、ウェブ集客のスキルを獲得するときにも、ストレスはあるだろう。

でも、それは、あなた自身の資産となる。

「ストレスを払って、外注先に貢献するか」それとも、「自分のために貢献するか」。

少し言い方は悪いが、外注先の養分になるか、自分の養分とするかということである。答えは明白だろう。

もっといえば、ウェブ集客のスキル向上をすれば、ウェブ制作の仕事や、同業に向けたウェブ集客コンサルティングの仕事なども取れる。

そういう人を、たくさん知っている。これだけのメリットがあるのだから、ウェブ集客のスキル向上を、やらない手はないのではないだろうか。

安易に外注しない。わざわざ自らの商売をブラックボックス化しない。自分の商売の手綱は、自分で握ることをおすすめする。

スモールビジネスの
現場からは以上です.

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