最近、セルフ焼き鳥にハマっている。
焼き鳥屋や居酒屋に行かなくても、自宅で、しかもリビングに居ながらにして、焼き鳥を焼くことができる。
焼き鳥の香ばしい薫りを嗅ぎながら飲むビールは、最高だ。濃厚なタレとの相性が抜群に良い。
焼き鳥を焦げすぎないように焼くためには、適時コロコロとひっくり返す必要がある。
そのうち、段々とふっくらとしていた肉が締まってくる。赤くなった電熱器にあぶらがしたたり落ちる。「ジュッ」「ジュッ」
無心になれる。この時間が、たまらなく好きだ。
セルフ焼き鳥機を買ったきっかけは、「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京)というお気に入りの番組から。
番組に出演していた、ある中年男性がセルフ焼き鳥機を使っていたのを見て、「これは、良さそうだ」と思い、その場でネット注文をした。
なんでもその男性は、自身の友人や知り合いへのプレゼントとして、セルフ焼き鳥機を贈っているという。
なっとく。宅飲みが好きな酒好きや飲んべえには、おあつらえ向きなグッズだ。
もしあなたもそんな友人や知り合いがいたら、今度のプレゼントの候補の一つして、セルフ焼き鳥機を一考してみては、いかがだろうか。
きっと喜んでもらえると思う。おもしろい商品なので、少なくとも、話題になることは請け合いである。
さて、焼き鳥に限らず、最近セルフやDIY(Do It Yourself)のニーズが高まっているように感じられる。
レジをセルフで「ピッ」「ピッ」とやるのは、当たり前の光景になってきた。ガソリンスタンドも、大きな声で「オーライ!」「オーライ!」とやっているところの方が、もはや少数だろう。
とはいえ、これらセルフレジやセルフスタンドなどは、主に企業側の経営効率化、人員削減策としての向きが強い。
特にユーザー側として、「レジを自分でやりたい!」や「ガソリンを自分でいれたい!」という強いニーズがあるわけではない。
せいぜい「やり取りがめんどう」とか「その方が安くなるなら」といったところだろう。
買う物が多ければ、通常のレジに並ぶだろうし、窓を拭いて欲しければ、オーライガソスタに行くだろう。
ところが、これらとは一線を画すセルフやDIYがある。
たとえば、セルフパン。いわゆるホームベーカリーのこと。コンビニやスーパー、パン屋さんに行けば簡単に手に入れることができるのに、わざわざ自分でつくる。(ウチにもある)
たとえば、セルフヨーグルト。ヨーグルトメーカーなるものを使うと、自宅で牛乳からヨーグルトをつくることができる。わざわざ菌を買ったり、発酵させたりして。(ウチにもある)
おっと、食い意地のせいか食べ物が続いた。もちろん、セルフやDIYは、食以外にも浸透している。
セルフネイル、セルフ家具作り、セルフトリミング、セルフマッサージ、セルフPC、セルフカット、セルフカウンセリング、セルフホワイトニング…
上げればキリがない程、細分化されたセルフやDIYのニーズがある。
要するに、出来合いのものじゃ嫌だ。カスタマイズしたい。過程を楽しみたい。自分で、できるようになりたいというニーズが、小さなニーズが、たくさんあるということである。
これらのニーズに我々スモールビジネスが応えない手はない。
お客さんが欲しがっているものがわかっているのに、それを提供しない手はない。
お客さんが欲しがっているものがわかれば、あとはそれを提供すればいい。
お客さんが自分で、できるようになるためにどんなことをしてあげられるだろうか。
- たとえば、ネイルサロンであれば、セルフネイルのやり方
- たとえば、治療院であれば、セルフマッサージのやり方
- たとえば、パン屋さんであれば、セルフパンの焼き方
- たとえば、コンサルであれば、セルフコンサルのやり方
- たとえば、歯医者であれば、セルフホワイトニングのやり方
- たとえば、ライターであれば、セルフライティングのやり方
- …etc
いずれにしても、本業プラスαの収入となるし、そもそもの本業への集客にも結び付けることができる。
パン屋さんのパンの焼き方教室に通っている生徒が、そこのパン屋さんでパンを買うことや他のパンの焼き方を教えて欲しいとなることは想像に難くないだろう。
クライアントを依存させているコンサルタントよりも、クライアントを自立させてあげているコンサルタントの方が、知り合いに紹介しやすいのは想像に難くないだろう。
その他も然りである。もちろん提供形態は、教室や個別対応などに限る必要はない。
本にしてもいいし、電子書籍にしてもいいし、CDにしてもいいし、DVDにしてもいいし、PDFにしてもいいし、音声ファイルにしてもいいし、動画ファイルにしてもいい。
ウチがおこなっているのも、セルフウェブ集客、ウェブ集客のDIY方法の提供である。
- ランディングページの自作方法
- ワードプレスブログの自作方法
- フェイスブック広告の自主管理方法
- メールマガジンの自作方法
- ステップメールの自作方法
- ウェブセミナー営業の自作方法
- …etc
それらを文字コンテンツで提供したり、動画コンテンツで提供したり、セミナーを提供したり、ワークショップを提供したりしている。
自分で、できるようになったからといってお客さんが離れるということはない。むしろリピートしたり、紹介してくれたりしている。
あなたもお客さんが自分で、できるようになるためにしてあげられることはないだろうか。