メディアは手段に過ぎない ブログ・メルマガは終わったのか?

近ごろ、ネット界隈では「ブログは終わり」、「メルマガよりチャット」、「これからはYouTube動画」といったメッセージが目立つ。

ユーザーの興味を引くために、極端な描写あるいは、過激な表現をすることも、戦略として一概に悪いとはいえないだろう。

だが何だろう。このデジャブ感(既視感)は…。以前も、同じようなメッセージを目にしたことがある気がする。

メルマガなんて、とっくの昔に終わってる?

まだ今ほどメールマガジン配信スタンドが無く、まぐまぐが全盛期だった頃、メルマガは魅力的なメディアだった。

何しろ、ただメールを配信するだけでお金を稼ぐことができたのだから。ブルーオーシャンで競合が少なかった。

当時から堀江貴文氏の有料メルマガは有名で、メルマガ関連で月に数百万円・数千万円の収益があると噂されていた。

だが、やがてメルマガに参入する競合が乱立し、有料メルマガ級の情報を発信するブログも増え、その他諸々もあり、「メルマガは終わった」と言われた。

「メルマガで稼いでいるのなんて、ホリエモンくらい」というメッセージを何度、目にしたことか。(今でも、たまに目にする。)

でも実際はどうだっただろう。確かに、有料メルマガ単体で稼ぐモデルは通用しなくなったかもしれない。

だが、そこから無料メルマガで情報発信をして、信頼を得て、自らの商品・サービスを選んでもらうというモデルが確立された。

「メルマガは終わった」と言われてから、メルマガで、頭角を表してきた個人や法人をたくさん見てきた。

ウチもウチの会員さん・生徒さんも、メルマガ経由の売上は、大切な事業の柱となっている。

さて、いつメルマガが終わったのだろうか。少なくとも「メルマガが終わった」と盛んに言われ始めた時には、終わってない。

フェイスブックもツイッターも終わり?

ツイッターが流行りだしたのは、いつ頃だったか。当時は、ツイッターといえば、孫正義氏だったと記憶している。

ツイッターも数年前から、「終わった」「終わった」と盛んに言われている。実際のところ、孫正義氏の継続的な更新は、2015年で止まっている。

でも、「ツイッターは終わった」と言われてから、ツイッターで、頭角を表してきた個人や法人をたくさん見てきた。

孫正義氏のツイートが止まってから、頭角を表してきた個人や法人をたくさん見てきたのだ。

さて、いつツイッターが終わったのだろうか。少なくとも「ツイッターが終わった」と盛んに言われ始めた時には、終わってない。

フェイスブックも同様である。「フェイスブックは、おじさんとおばさんのSNS」、「若い子はやらない」、「フェイスブックは終わった」…。

あなたもご存知の通り、スモールビジネスの集客にとても効果的なのが、フェイスブック広告である。

「フェイスブックが終わった」と言われ始めたのは、今のようにフェイスブック広告が一般的に活用され始める前のことだ。

要するに、「フェイスブックが終わった」どころか、「フェイスブックが始まった」とさえ言える。むしろ、まだ始まってないかもしれない。

さて、いつフェイスブックが終わったのだろうか。少なくとも「フェイスブックが終わった」と盛んに言われ始めた時には、終わってない。

これからはYouTube?とっくの昔からYouTube

影響力のあるメディアやブロガーによれば、これからはブログが終わり、YouTubeの時代だそうだ。

確かにそうなのかもしれない。未来は誰にも分からないので、ブログが終わるというのは一概には否定できない。

でも、「これからはYouTube」というのは、ひどく違和感を覚える。何を言ってるんだ。これからはYouTubeではなく、とっくの昔からYouTubeだ。

スモールビジネス界隈において、YouTubeが脚光を浴び始めたのは、5年以上前に菅谷信一氏がYouTube集客に関する本を出版した頃からだ。

もっといえば、情報起業界隈では、それより前に白石達也氏がYouTubeに関する教材を大々的にプロモーションし始めている。

さて、いつYouTubeが始まったのだろうか。少なくとも「これからはYouTube」と盛んに言われ始めた時には、すでに始まっている。

そして、いつか「YouTubeは終わった」と言われる日がくるだろう。でもきっと「YouTubeが終わった」と盛んに言われ始めた時には、終わってない。

メディアは手段に過ぎない

結局のところ、メディアは手段に過ぎない。どのメディアを利用するか、どのプラットフォームに乗るかではない。

チャネル発想をするのではなく、コンテンツ発想をすることが大切だ。もっといえば、ターゲット発想である。

ターゲット発想とは、見込客が何を求めているか、何を避けたいと考えているか、それにどう役立つことができるか。

コンテンツ発想とは、文字か、写真か、音声か、動画か。メディアは、コンテンツを載せる媒体であり、手段に過ぎない。

ターゲットが、文字コンテンツを求めているなら、文字コンテンツを。動画コンテンツを求めているなら、動画コンテンツを。

載せるメディアはその後に考えればいい。大切なのは、どうすればターゲットに的確に伝えられるかである。

あなたが決めていい

どのコンテンツを、どのメディアに載せるかは、あなたが決めればいい。ネットから集客する手段なんていくらでもある。

文章を書くのが得意であれば、ブログをやればいいし、動画を撮るのが得意であれば、YouTubeをやればいい。

もちろん、ターゲット発想が大切なのは言うまでもないし、すべてをやれば良いに越したことはない。

でも文章を書くのが苦痛でしょうがないなら、ブログをやらなくてもいいのだ。YouTubeも同様である。

(ブログ集客コンサルタントやYouTube集客コンサルタントは、「ブログしかありません」「YouTubeしかありません」と言うのだが。)

写真を撮るのが得意であれば、インスタグラムをやればいいし、べしゃりが達者ならポッドキャストをやればいい。

何をするかを決めるのは、どこぞの白いひげを生やしたおじさんではないし、黒ブチ眼鏡をしたコンサルタントではない。

一国一城の主のあなた自身なのだから。

スモールビジネスの
現場からは以上です.

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