メニュー
このは屋
スモールビジネス特化の学び舎
スモールビジネス特化の学び舎。スモールビジネスオーナーに向けて、ネットから集客する方法、オンラインで商売する方法、労働集約型から知識集約型へ移行する方法、安定した継続的な収入源を確保する方法…etc。悔いの無い生涯を謳歌する為の、鼻歌まじりの商売と生涯を、ワンストップで、トータルにサポートしている。

読書や人脈作りをしているヒマがあったら、ネットサーフィンしなさい

このは屋
このは屋
スモールビジネス特化の学び舎 このは屋です。

「ネットサーフィンしているヒマがあったら、〜〜しなさい」

一昔前に、よく聞いたセリフである。今でもそうだが、啓発系の本などを読むと、「緊急度は低いが、重要度が高いものに取り組むこと」。それに関連して、「ネットサーフィンしているヒマがあったら、本を読みなさい」といったメッセージを目や耳にする。

「〜〜しなさい」の部分には、「本を読みなさい」以外にも、「旅に出なさい」「人脈を広げなさい」といった有り難い訓示がある。最近よく目にするのは、「行動しなさい」「信用を集めなさい」「ポジションを取りなさい」といったところか。

勉強熱心なスモールビジネスオーナーであれば、いずれかのメッセージに出会ったことがあるだろう。他でもない。読書を愛する私も、日夜これらのメッセージや訓示を、本などから受け取っている。

その度に思ってしまうのである。「ネットサーフィンって、そんなに悪いことだろうか?」と。

目次

もしも、ネットの無い時代に生きていたら?

率直な意見を個人的に言わせてもらえば、「読書や人脈作りをしているヒマがあったら、ネットサーフィンした方が良い」と思っている。同時に、自分がネットの無い時代に生きていたら、生きにくかったに違いないとも感じている。

それほど、小さな「問い」を毎日のようにネットに尋ねているからだ。つまり、ネットサーフィンをしている。いや、「しまくっている」といっていい。しかも私自身は、問いが生まれたら、すぐに答えを知りたくてしょうがなくなる性分である。放っておくことができない。(おそらく、あなたもそうだろう。)

「クレジットカード 連携 メール配信システム」、「動画 2倍速 再生方法」、「坐禅 おすすめ アプリ」、「映画 名作 おすすめ」、「読書 椅子」、「海外 WordPress テーマ」、「革靴 足臭い 予防」、「トイレ ニオイ 対策」、「赤ちゃん ベビーガード」、「法人 資産運用」、「クラウド 経理 おすすめ」…。

インターネットブラウザであるグーグルクロームの、最近の「検索履歴」を見てみたら出てきた検索ワードだ。見てみれば分かると思うが、一つ一つは大したことのない問いである。でも当人にとっては、気になって仕方のないものでもある。

「本を読むこと・旅に出ること・人脈を広げること・行動すること・信用を集めること・ポジションを取ること」よりも、私にとっては、足の臭いやトイレのニオイを消すこと、子供が怪我をしないようにベビーガードを用意することの方が大切なのだ。

どれだけエラい人に説教を食らおうが、自分の足が猛烈に臭ければ、それが気になって読書に集中することなんて到底できないし、ポジションなどよりもトイレのニオイをとりたいのである。

なんで、そんなことを聞いてくるんだろう?

たまに起業志望者や、起業1、2年生と接していて感じることがある。それは、「なんで、そんなことを聞いてくるんだろう?」という疑問である。

「WordPressって、何ですか?」「ランディングページを、自主制作する方法ってありますか?」「クレジットカード決済と連携できる、ステップメール配信システムを知っていますか?」「HTML形式のメールを、配信できるツールってどれですか?」…。

もちろん、頂いた質問には極力応えるようにしているのだが、正直「なんで、そんなことを聞いてくるんだろう?」という疑問を持ってしまう。そんなことは、誰かに聞くまでもなく、自分でネット検索すれば、すぐに分かることだからだ。

「WordPress とは」、「ランディングページ 自主 制作」、「クレジットカード 連携 ステップメール 配信 システム」、「HTML メール 配信 ツール」と検索すれば、公式サイトに限らず、優しいブロガーや、いわゆるネット系のオウンドメディアを運営しているサイトの記事を見つけることができる。

しかも大抵の場合、5〜10分やそこらで見つかる。長くても、30分あれば十分だろう。起業を志望している、あるいは1、2年生とはいえ、すでに起業しているにも関わらず、「なんで、そんなことを聞いてくるんだろう?」というわけである。

ネットサーフィンしてから、聞いてきなさい?

結論から言って、要するに、自分では調べていないのである。なぜなら、調べれば5〜10分で分かるからだ。長くても30分あれば分かる。(あるいは、「問い」すら自分一人では見つけることができないのだろう)

新卒で入社した経営コンサルティング会社では、先輩に何か尋ねる際には「ネットサーフィンしてから、聞いてきなさい」と指導された。それは、「時間単価の高い先輩の時間を、無駄にしないようにする」という、あくまで資本主義的な経営生産性の面も、理由の一つではある。

でも本当の理由は、「自分ばかりではなく、他人のことを考える」という、いっぱし(人並み)の社会人として、あるいは大人としての「当たり前」を叩き込む為であった。

それまでは「もらう」ばかりの立場であった子供から、「与える」側の大人になったという意識転換の教育だ。これは別に仕事に限らず、夫婦関係などでも同じことだろう。(自らへの戒めも込めて。)

ネットサーフィンのススメ

「読書や人脈作りをしているヒマがあったら、ネットサーフィンしなさい」

ありがたい訓示よりも、こっちの方が実感として、しっくり来る。たとえば、売上を安定させるために、「会員制ビジネス」をスタートさせたいと考えているとしよう。

だとしたら、「会員制ビジネス」の本を読んだり、「会員制ビジネス」のコンサルタントに依頼するよりも、ネットで「会員制ビジネス 〜〜」と検索した方が話が早いし、初動も早い。

会員制ビジネスに関する記事などの情報を見つけることができるし、付随するツールやサービスなどの情報も見つけることができるだろう。少なくとも、私達はそれらの情報で会員制をスタートさせたし、運営し続けている。

本やコンサルタントは、その後でも十分だろう。というか、まさしく本やコンサルタントを探すためにもネットサーフィンをする必要がある。そして、言うまでもなく、これは会員制ビジネスだけに限らない。

エラい人に、「読書をしなさい」「人脈作りをしなさい」と言われようが関係ない。積極的に、ネットに自らの「問い」を尋ねていこう。

目次