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スモールビジネスオーナーのキャッシュポイントの増やし方

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投資用語で、「ポートフォリオ」という言葉がある。

「ポートフォリオを組む」とか「ポートフォリオ戦略」なんていったりする。意味を簡単に解説すると、「一つがダメでも、他のものでカバーする」ということだ。要するにリスクヘッジのこと。

一般的に金融商品というのは、何かが上がったら、何かが下がる。債券が上がると株は下がる、のように。ポートフォリオ戦略とは、何かが下がっても、何かが上がれば補えるように、あらかじめどちらの金融商品も買っておくことをいう。

目次

ポートフォリオ、組んでる?

ここで質問だ。

あなたは、ポートフォリオを組んでいるだろうか?もちろん、金融商品のことじゃない。商売のポートフォリオだ。質問を変えると、何かがダメになっても、他の何かで補えるように、日頃から備えているだろうか?

もしも「ドキッ」とした場合は、少しずつでいいから、ポートフォリオを組んでいくようにすることをおすすめする。株式投資や不動産投資なども悪くはないが、スモールビジネスにおいて、てっとり早いのは「キャッシュポイントを増やすこと」だろう。

キャッシュポイントさえ増やしておけば、何かがダメになっても、他の何かで補うことができるようになる。キャッシュポイントは多いに越したことはない。それに、一つのキャッシュポイントに依存することもなくなる。

100万円を生み出すとして、「100万円×1キャッシュポイント」よりも、「10万円×10キャッシュポイント」の方が良いのは、スモールビジネスオーナーのあなたには言うまでもないことだろう。

そこで今回は、スモールビジネスにおけるキャッシュポイントの増やし方を大きく3つピックアップする。キーワードは、「本業の延長」「空きリソース」「同業向け」の3つだ。

1.本業の延長

一つ目は、本業の延長線上で考えることだ。

あなたが、どんな商売をやっているかは関係ない。この一つ目が、最も取り組みやすいキャッシュポイントの増やし方である。新商品開発、既存商品のパッケージ化、付加価値の追加商品、松・竹・梅価格の導入…。

中でも「松・竹・梅価格の導入」は、効果的だろう。新商品開発、既存商品のパッケージ化、付加価値の追加商品などは、追加キャッシュポイントしてイメージがしやすい。商品そのものが増えるからだ。ハード面における、キャッシュポイントの追加といえる。

それに対して、「松・竹・梅価格の導入」はソフト面における、キャッシュポイントの追加といえる。要するに、「見せ方」の修正・変更である。労少なくして功多しの方法なのだ。

導入方法を難しく考える必要はない。とりあえず、松価格を用意する。これだけだ。でもたったこれだけで、新しいキャッシュポイントも増えるし、大体のケースで利益率も上がるというオマケ付きである。20〜30%の顧客は、松価格を購入するようになるからだ。

「今までの商品が、売れないようになるんじゃないだろうか…」と心配する必要もない。むしろ松価格を用意することで、今までの商品が割安に見えるようになる。仮に松価格を買うお客さんが一人もいないとしても、松価格は用意しておいた方が良いのだ。

2.空きリソース

二つ目は、空きリソースの活用だ。

一般ドライバーによるタクシー「Uber」、宿泊施設・民宿を貸し出す「Airbnb」に代表されるシェアリングエコノミーの考え方を活用して、キャッシュポイントを増やすことができる。

スモールビジネスにおいて真っ先に考えられるのは、広告の受付だろう。たとえば、メールマガジンを配信しているのなら、メルマガ広告を受け付ける。ニュースレターを配布しているのなら、ニュースレター広告を受け付ける。ウェブサイトを運営しているのなら、バナー広告を受け付ける。

柔軟に考えれば、色々な空きリソースを見つけることができるだろう。とはいえ、これらの「よくあるもの」だけを考える必要はない。同業種や他業種とタッグを組むことでも、空きリソースを活用することができる。

いわゆる、提携・アライアンス・ジョイントベンチャーといわれる類のものだ。商品やサービスというのは、何も自分だけで提供する必要はない。他人の商品を販売しても良いのだ。目線が自分ではなく、お客さんに向いていれば、お客さんが欲しがるものを提供するという視点を持つことができる。

他にも、店舗やオフィスの見学会やツアーなども有効な空きリソースの活用方法だろう。自分にとっての常識は、他人にとっては非常識である。また例えば、飲食店における料理教室のように、教室を開催するのも効果的だろう。

簡単にピックアップしただけでも、これだけの空きリソース活用方法がある。まずは、同業他社や知り合いのスモールビジネスオーナーがどのように空きリソースを活用しているのかを調査・観察してみることから始めてみよう。

3.同業向け

三つ目は、同業向けの商品・サービス提供だ。

具体的には、同業向けに本業で培ったノウハウを伝えるセミナー講師やサポートをするコンサルティングなどが挙げられる。あるいは、書籍の出版や昨今、流行しているオンラインサロンなども良いだろう。

これもあなたが、どんな商売をやっているかは関係ない。たとえば、あなたが治療院の整体師だとする。「治療院の開業方法」「治療院の集客方法」「治療院のウェブマーケティング戦略」「治療院の儲かるチラシ作成方法」「治療院運営の裏側」「治療院業界を斬る」…

いくらでも発信できる情報があるだろう。「治療院の〜」の部分を、自らの商売に置き換えれば良い。最近では、「農業ビジネス」や「農起業」などの本も書店の人気ランキングで見るようになった。

業種や業態は関係ない。同業向けにどんな商品やサービスを提供できるか、どんなノウハウや情報を伝えることができるかを考えれば、新しいキャッシュポイントを次々と増やしていくことができる。

以上、スモールビジネスにおけるキャッシュポイントの増やし方を大きく3つピックアップした。キャッシュポイントは多いに越したことはない。「100万円×1キャッシュポイント」よりも、「10万円×10キャッシュポイント」の方が良い。

いずれは、「100万円×5キャッシュポイント」、「10万円×20キャッシュポイント」と少しずつ、キャッシュポイント金額とキャッシュポイント場所を増やしていきたいものだ。何かがダメになっても、他の何かで補えるように、日頃から備えていこう。

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