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顧客維持のために『ニュースレターを自社で印刷発送する方法』

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スモールビジネス特化の学び舎 このは屋です。

今回の結論は『ニュースレターを自社で印刷発送して、顧客維持に努めよう』。

「ニュースレターをはじめた方がいい」。勉強熱心で事業に真摯なスモールビジネスであれば、必ず一度や二度は聞いたことがあると思う。

ニュースレターはお客さんとの関係を維持するツール。リピーターが必要なくて、常に新規のお客さんを増やしていけばいいという商売でも無い限り、お客さんとの関係を維持することは、スモールビジネスにおける最も大切な仕事の一つ。

前提として、売上を上げていくためには、「1.客数 2.客単価 3.リピート」のいずれかを増やしていく必要がある。でも、スモールビジネスにおいて、客数を増やしていくモデルは採用すべきじゃない。

お客さんとの関係性なんてまったく必要なくて、ただただ安い商品をたくさんの人に売りさばけばいい、なんて仕事は大企業にでもやらせておけばいい。競争に勝てるかどうか以前の話。

ニュースレターは、残り2つの成長に役立つ。特にリピートの増加に。そもそもなんでニュースレターをはじめた方がいいと言われるかというと、その方が接触頻度が高まるから。

目次

接触頻度の大切さ

接触頻度が高まれば、親近感も高まる。親近感が高まればリピートの増加に役立つことは言うまでもない。どうせ買うなら親近感のあるところから買うし、その都度乗り換えたりしない。

要するに、接触頻度を高めることができるのであれば、手段はなんでもいい。メルマガを送ってもいいし、勉強会や教室を開いてもいい。飲み会で語り合ってもいい。

じゃあ、中でもなんでニュースレターが最適と言われるのか。だって、メルマガはどうせ読まれないから。(あなたもそうでしょ)勉強会や教室、飲み会は開催できなかったり、そもそも酒自体が苦手だったりする。それに物理的な制約もある。

その点、ニュースレターであれば、メルマガのようにたくさんの競合その他のメールが100通も200通も来てるわけじゃないから、読まれる。物理的な制約もない。もちろん、酒が苦手でも大丈夫。

整体にしても、サロンにしても、教室にしても、コンサルにしても、繁盛しているところは大体ニュースレターをやってる。正直、能書き抜きにこの事実だけでニュースレターをやらない理由はなくなると思うんだけど、なんでニュースレターをやっていないところもあるのか。

ニュースレターをはじめることのできない原因は大きく3つある。1.重要性が理解できていない。2.何を書けばいいのかわからない。3.印刷発送方法がわからない。

何を書けばいいのかわからない?

1については、これまで述べてきた通り。2.何を書けばいいのかわからない。は簡単に解決することができる。

ちょっとでも、競合その他のニュースレターを調査研究してみたことがあれば分かると思うんだけど、ニュースレターにはたいそうな事を書く必要はない。

最近身の回りで起こったこと、気になったニュース、うんちく知識、スタッフ小話、おすすめの本などネタはなんでもいい。

ウチにこないだ届いたニュースレターには、社長がギックリ腰になったということが写真付きで表紙に載っていた。ギックリ腰にはなったけど、頑張って仕事します!とのこと。こんな程度でいい。ちなみにこのニュースレターの購読料は月間9,800円。

月間9,800円のニュースレターのネタがギックリ腰なのだから、それ以下あるいは無料のニュースレターならいわんや、といったところ。「ギックリ腰になったけど、仕事頑張ります」以上のことが書けるなら、あなたの中にネタはいくらでもあると思っていい。

次に、3.印刷発送方法がわからない、について。

「できるだけ費用をかけたくない」。これは、スモールビジネスの共通の思いだと思う。無料、あるいは安いに越したことはないと考える。もちろん一概にいえない面もあるし、外注したほうが安く済む場合もある。

だけど、はじめの一歩としては、できるだけコストをかけずに行うのは有効。ニュースレターを始める際も同じこと。

部数にもよるけど、本来は業者に外注した方が1通あたりのコストは安く済む。「でも、、、」なんだよね。そんなことはわかっているんだけど、まずはできるだけ自社で小さくやりたい。

それは、費用面というよりも、やり取りを行わなければいけないという作業面もある。とてもよくわかる。だから、ニュースレターはまず自社で印刷発送しよう。(はじめから外注するつもりならこの先を読む必要はない)

ニュースレターを自社で印刷発送する3つの手順は『1.プリンターを用意する。2.用紙・封筒を用意する。3.印刷・発送する』。この3つの手順で、ニュースレターを自社で印刷発送することができる。1つ1つ、見ていこう。

1.プリンターを用意する

まずは、ニュースレターを印刷するプリンターを用意する。すでにプリンターを持っている場合は、そのプリンターを使えばいい。ただ1点。そのプリンターはA3用紙を印刷することができる?

スモールビジネスが持っている多くの家庭用プリンターの場合、A3用紙の印刷には対応していないことが多い。もちろん、A4用紙でもニュースレターを印刷することはできるんだけど、少し見劣りするかもしれない。

A3プリンターがあると、何かと便利。2つ折りにすると、A4サイズになるので読みやすい。この機会にA3プリンターを導入することを検討してみてみよう。

参考として、このは屋が使用しているA3プリンターをご紹介しておこう。(『brother プリンター A3』で検索)

2.用紙・封筒を用意する

プリンターを用意したあとは、用紙と封筒を用意する。用紙は、普通紙や厚紙、光沢紙などがある。業種にもよるけど、どうしてもデザインを重視する場合でない限りは、普通紙で大丈夫。

ニュースレターはチラシやパンフレットとは違って「あたたかみ」が大切になってくるから。A3プリンターを持っているのであれば、A3用紙がおすすめ。(『コピー用紙 A3』で検索)

封筒は、茶色か白のもの。あるいは、透明封筒といった選択肢がある。開封率を考えると、透明封筒も良いのだけど、使用用途が限られてしまう。その後の汎用性を考えると、白あるいは茶色の角形2号が良い。

A4用紙の場合は、長形3号に三つ折にして入れることもできるけど、あまりおすすめできない。ここの費用はケチらずに、折らずに封入できる角形2号を選ぼう。のりがなくても封ができるように、テープ付きがおすすめ。(『角形2号 テープ付』で検索)

3.印刷・発送する

プリンターと用紙・封筒がそろったら、あとは印刷して発送するだけ。印刷は通常通りに印刷すればOK。ニュースレターの場合は「小冊子印刷」を選択する。

A3用紙であれば、小冊子印刷をして半分に折っても、A4サイズで読むことができる。問題は、発送。発送の手段はたくさんあるけど、現実的な選択肢となると限られてくる。

「クロネコDM便」か「クリックポスト」のいずれかとなる。どちらも全国一律164円で発送することができる。(※執筆時点)

DM便は、法人や個人事業主限定でクロネコヤマトとの契約が必要になる。これから本格的に自社でニュースレターを始めていきたいのであれば、こちらがおすすめ。

クリックポストは、個人でも利用が可能で、ヤフーのアカウントを持っていれば利用することができる。小さく始めるのであれば、こちらがおすすめ。本格的に始めることになったら、業者に外注することもできる。

さあ、これでニュースレターを自社で印刷発送することができるようになった。スモールビジネスは、ウェブ広告やメルマガなど、オンライン上の販促は力を入れているところが多いのだけど、ニュースレターなどオフラインの販促に取り組んでいるところはあまり多くない。

費用と手間がかかってしまうからだと思う。その分、簡単にライバルとの差別化を図ることができる。ニュースレターを自社で印刷発送して、顧客維持に努めよう。

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