セミナーを開きたいと思っても、「何を話すか」だけでなく、「どの順番で話すか」で迷うことがあります。
テーマも伝えたいことも決まっているのに、当日の流れを作ろうとすると、別の迷いが出てきます。
たとえば、次のようなことです。
- 最初に何を話す?
- 本編は、いくつに分ける?
- ワークやQ&Aは、どこへ入れる?
- まとめには、どれくらい時間を残す?
- 最後に個別相談や商品を案内するなら、どこからつなげる?
あれも必要、これも伝えたいと足していくうちに、予定していた時間へ収まらなくなることもあるでしょう。
30分のセミナーと90分のセミナーでは、同じ話す順番、同じ時間配分にはできません。
さらに、最後に商品や相談を案内する場合と、販売案内を入れずに参加者自身の次の一歩で終える場合では、締め方も変わります。
そこで、このは屋では無料ウェブアプリ「セミナー企画・構成メーカー」を作りました。
セミナーのテーマ、主な参加者、参加者の悩み、持ち帰ってほしいことなど7項目を入力・選択すると、企画の軸、タイトル案、当日の流れ、本編3パート、時間配分などを整理できます。
話す内容をいきなり細かく作り込むのではなく、まず「何を、どの順番で、何分くらい話すか」という骨組みを先に作るためのアプリです。
この記事では、なぜ「話す内容を増やす」のではなく、「話す順番と時間配分を先に整える」形にしたのか、その制作背景と設計を紹介します。
実際の操作は、こちらの動画でご覧いただけます。
セミナーは、テーマを決めただけでは話す順番まで決まらない
「何について話すか?」は、セミナーを考えるときの大事な出発点です。
たとえば、「ネット集客について話す」とテーマを決めたとします。
でも、テーマだけでは当日の流れまでは決まりません。
- 最初から具体的なノウハウへ入る?
- 先に参加者の悩みを整理する?
- 途中で考える時間を入れる?
- 最後は振り返りだけで終える?
- 次に取り組むことまで決める?
一つひとつ考え始めると、手が止まります。
話したい内容を思いついた順に並べても、セミナー全体として何を持ち帰ってもらうのかが見えにくくなることがあります。
そこで、内容を細かく書き始める前に、まず当日の骨組みを作る形にしました。
導入、本編、ワーク・Q&A、まとめ、次の一歩。
先に大きな流れを決めてから、それぞれで何を話すかを考えます。
話す内容を増やすより、先に「残すもの」を決める
セミナーを準備していると、
- 基本も説明したい
- 具体例も入れたい
- よくある失敗も伝えたい
- ワークもしたい
- 質問にも答えたい
と、話したいことが増えていきます。
どれも必要そうに見えるので、全部入れたくなりますよね。
でも、使える時間には限りがあります。
そこで必要になるのが、
- どこを厚くするか
- どこを短くするか
- 今回は何を扱わないか
を決めることです。
セミナー企画・構成メーカーの準備チェックリストにも、「各パートで話す要点を3つ以内に絞る」「時間配分どおりに進めるため、削ってよい話を決める」という項目を入れています。
全部を詰め込むためではなく、限られた時間の中で何を残すかを考える。
そんな骨組みを作れるようにしました。
30分と120分では、時間の使い方も変わる
話す順番と一緒に決めたいのが、予定時間です。
セミナー企画・構成メーカーでは、
- 30分
- 60分
- 90分
- 120分
から選べます。
選んだ時間に合わせて、
- 導入
- 本編1
- 本編2
- 本編3
- ワーク・Q&A
- まとめ
- 次の一歩
へ具体的な時間を振り分けます。
たとえば、導入は30分セミナーなら3分、90分なら8分、120分なら10分です。
本編やワーク・Q&A、まとめの時間も変わります。
同じテーマでも、30分と120分では話せる量が違います。
内容を全部作ってから予定時間へ押し込むより、
「この時間の中で、何をどこまで話すか?」
を先に考える。
そのために、予定時間を入力項目へ入れました。
最後に何を案内するかで、締め方も変えました
もう一つ、先に決められるようにしたのが、セミナーの最後です。
選べるのは、
- 案内なし
- 無料オファー
- 個別相談
- 商品・サービス
- 次のセミナー・講座
の5つです。
たとえば個別相談を選んだ場合は、相談で扱えることや、申し込み前に確認してほしいことを落ち着いて案内する流れになります。
商品・サービスなら、合う人、合わない人、申し込み前に確認することを明確にします。
そして「案内なし」も選べます。
この場合は販売案内を入れず、参加者自身が今日から試す行動を一つ選び、実行日を決める流れです。
セミナーを開くからといって、最後は必ず販売につなげる必要はありません。
何のために開催するのかに合わせて、出口も変えられるようにしました。
7項目から、当日の骨組みを整理します
入力・選択するのは、次の7項目です。
- セミナーのテーマ
- 主な参加者
- 参加者の悩み
- セミナー後に持ち帰ってほしいこと
- 開催形式
- 予定時間
- 最後に案内したいもの
開催形式は、オンライン、会場開催、ハイブリッドから選べます。
入力すると、企画の軸やタイトル案に加えて、当日の全体構成、本編3パート、時間配分、最後の案内、準備チェックリストなどが表示されます。
操作時間の目安は約3分です。
ここでいう約3分は、アプリを操作する時間です。
企画するセミナーの予定時間は、30分から120分まで別に選びます。
結果を見るためのメール登録も必要ありません。
細かな入力項目や結果画面の見方については、別の「アプリ紹介」記事で詳しく扱います。
本編は「現在地 → 全体像 → 次の一歩」の3つにしました
本編は、次の3パートです。
- 現在地とつまずきを整理する
- 解決の全体像をつかむ
- 次の一歩を決める
まず、参加者が今どこで困っているのかを整理する。
次に、テーマの全体像をつかむ。
最後に、セミナー後に取り組む一歩を決める。
という順番です。
たくさんの情報を一方的に並べるより、
「今、どこで困っているのか?」
「全体として、どう考えれば良いのか?」
「では、次に何をするのか?」
と進める骨組みにしました。
細かな話し方や台本を固定するのではなく、まず道筋を作ります。
AIは、骨組みを具体化するために使います
結果画面には、ChatGPT、Claude、Geminiなどで使えるAIプロンプトも表示されます。
このは屋側のAIが、アプリ内でセミナーを自動完成させるものではありません。
アプリで整理した企画や構成を、自分が使っているAIへ渡します。
そこから、
- 各パートで話す要点
- 具体例候補
- ワークや質問案
- 想定Q&A
- 最後の案内
- 開催前の準備
などを具体化できます。
一方で、全文台本を自動で作るためのプロンプトにはしていません。
入力していない実績や数字を補うことも求めません。
先に自分で骨組みを決める。
そのあと、必要なところをAIと具体化する。
そんな役割分担にしています。
メールは、準備を再開するための「しおり」です
セミナー企画・構成メーカーは、メール登録なしで結果画面と主要AIプロンプトまで利用できます。
希望する場合だけ、任意でメール登録できます。
メールで届くのは、
- セミナー準備チェックリスト
- 追加AIプロンプト
- 準備が止まったときの再開手順
です。
結果の完全版を受け取るための登録ではありません。
セミナーの骨組みを作ったあと、ほかの仕事をしているうちに準備が止まることもあるでしょう。
そんなときに、続きから始めるための「しおり」として使えるようにしました。
完成版ではなく、自分で整えるためのたたき台です
セミナー企画・構成メーカーで表示される内容は、完成版や唯一の正解ではありません。
実際のセミナーは、
- 来る参加者
- 参加者がすでに知っていること
- 開催形式
- 使える時間
- 自分が話せる具体例
- 最後に案内する内容
によって変わります。
表示された構成をそのまま読むのではなく、自分のセミナーに合わせて直していきます。
集客数、申込数、売上、成約、参加者の反応などを保証するものでもありません。
実績、数値、事例を使う場合は、確認できるものだけを使います。
AIで具体化した内容も、開催前に自分で確認します。
このアプリの役割は、セミナーを代わりに完成させることではありません。
白紙の状態で構える前に、まず話す骨組みを作ることです。
まず、話す順番から作ってみませんか?
セミナーを準備するとき、最初から全部を細かく決める必要はありません。
まずは、
- テーマを決める
- 誰に来てほしいかを整理する
- 参加者の悩みを整理する
- 何を持ち帰ってほしいかを決める
- 開催形式と予定時間を選ぶ
- 最後に何を案内するかを決める
- 当日の流れと時間配分を確認する
ところから始められます。
骨組みが見えたあとで、必要なところへ自分の言葉や具体例を足していけば良いでしょう。
セミナー企画・構成メーカーは、約3分、登録不要で利用できます。
無料アプリはこちらです。
セミナー企画・構成メーカーで、話す順番と時間配分を整理してみてください。
いきなり台本を書くのではなく、まず話す順番を決める。
そこから、自分で話せるセミナーへ少しずつ育てていきましょう。



