登録のお礼として渡す無料PDF、チェックリスト、解説動画、テンプレートなどを用意した。
こうした登録特典を、この記事では「無料オファー」と呼びます。
登録してくれた人へ、受け取り方法を案内する最初のメールも作った。
ここまでは、比較的考えやすいかもしれません。
でも、その次は何を送れば良いのでしょうか?
無料オファーを渡した直後に、商品やサービスを案内すると、少し急な印象になるかもしれません。
登録したら、すぐに売り込まれるのかな?
と思われないか、構えてしまいますよね。
だからといって、役立ちそうな話を思いつくまま送っていると、
前のメールと、同じことを書いている気がする。
いつ商品を案内すれば良いんだろう?
と迷い、手が止まることもあります。
ステップメールとは、登録後の読者へ、あらかじめ決めた順番で届ける複数通のメールです。
1通だけなら書けても、5通、7通と続く流れを考えると、何から決めれば良いのか分からなくなることがあります。
大切なのは、最初からすべての本文を完成させることではありません。
まず、受け取り案内から最後の商品・サービス案内まで、それぞれのメールの役割を決めることです。
そこで今回、登録後のメールの順番を整理する無料ウェブアプリ、「ステップメールメーカー」を作ってみました。
- 無料オファー名
- 主な読者
- 読者の悩み
- 最後に案内したい商品・サービス
を入力し、5通または7通を選びます。
すると、各メールの役割、件名、本文要旨、CTAを、一つの流れとして確認できます。
CTAとは、メールを読んだ人へ案内する次の行動のことです。
この記事では、なぜ本文を書く前にメールの順番を決める道具が必要だったのか?
どのような考え方で、無料オファーの受け取りから最終案内までを設計したのか?
ステップメールメーカーを作った背景を紹介します。
実際の操作は、こちらの動画でご覧いただけます。
無料オファーを作った後、メールの順番で迷う
無料オファーを用意すると、登録してくれた人へ最初に届けるものは決まります。
たとえば、次のようなものです。
- チェックリスト
- PDFガイド
- 解説動画
- テンプレート
- ミニ講座
最初のメールでは、登録のお礼と受け取り方法を案内できます。
迷いやすいのは、その後です。
- 2通目では、役立つ知識を伝えるのか?
- 読者の悩みへ共感するのか?
- 商品やサービスを紹介するのは、何通目が良いのか?
メールを1通ずつ考えていると、全体のつながりが見えにくくなります。
前のメールと同じ説明を繰り返してしまう。
毎回のように商品を案内してしまう。
反対に、役立つ情報を届けることへ集中しすぎて、最後まで案内へつながらない。
どれも起こり得る迷いでしょう。
必要なのは、文章を長く書くことではありません。
まず、
このメールには、どんな役割があるのか?
を1通ずつ決めることです。
- 受け取り方法を案内する。
- 読者の悩みを整理する。
- 原因と解決の方向を伝える。
- 小さく試せることを案内する。
そして、最後に商品やサービスを一つの選択肢として示す。
この順番が見えていれば、各メールで何を書くのかも考えやすくなります。
ステップメールを作り始める前に、まず全体の流れを見渡す。
そのための道具が必要でした。
必要だったのは、本文より先に流れを決める道具でした
ステップメールを作ろうとすると、1通目の文章から考えたくなります。
件名を決めて、書き出しを書いて、本文を整える。
1通目ができたら、2通目へ進む。
自然な作り方に見えますよね。
でも実は、1通ずつ完成させていると、後のメールとのつながりを見失うことがあります。
- 2通目で伝えた話を、4通目でも繰り返してしまう。
- 商品やサービスを、早い段階から何度も案内してしまう。
- 最後まで書いたのに、読者が案内内容を判断するための情報が足りない。
そこから最初のメールへ戻って直すのは、なかなか大変です。
件名だけを先に並べても、十分ではありません。
件名が違っていても、本文で同じ話をしているかもしれないからです。
最後に案内したい商品やサービスだけを決めても、そこまでの流れは見えてきません。
先に決めたいのは、各メールの役割です。
- 無料オファーの受け取り方法を伝える
- 読者の悩みを整理する
- 原因と解決の方向を示す
- 小さく試せることを案内する
- 商品やサービスを判断するための情報を伝える
このように役割を分けてから、本文を書く。
ステップメールメーカーは、そのために作りました。
登録直後から最終案内までを、5通・7通で整理します
ステップメールメーカーへ入力するのは、次の5項目です。
- 無料オファー名
- 主な読者
- 読者が抱えている悩み
- 最終的に案内したい商品・サービス
- 配信通数
配信通数は、5通または7通から選びます。
入力が終わると、各メールについて、次の内容が表示されます。
- 役割
- 件名
- 本文要旨
- CTA
さらに、シリーズ全体の目的、最終案内、公開前に確認したい項目も表示されます。
5通を選ぶと、次の流れです。
- 受取と期待
- 悩みへの共感
- 原因と解決の方向性
- 実践と小さな変化
- 商品・サービスの案内
7通を選ぶと、途中に次の2通が加わります。
- 変化のイメージ
- 不安整理と再案内
7通では、読者が目指す変化を整理し、最後の案内を確認する前に、判断に必要な情報も扱います。
ただし、通数が多いほど良いわけではありません。
大切なのは、5通か7通かという数字よりも、受け取りから最終案内までの流れが見えていることです。
1通分の文章だけを見るのではなく、シリーズ全体を一つの画面で確認する。
そこが、ステップメールメーカーの役割です。
架空の事例や成果を、勝手に補わないようにしました
ステップメールでは、事例や変化を伝えたくなることがあります。
確認できる体験やお客さんの事例があれば、読者にとって分かりやすい材料になるでしょう。
ですが、事実がないのに、
- あるお客さんが悩んでいた
- この方法で売上が増えた
- 相談の申込みが増えた
- 利用者から好評だった
といった話を作ることはできません。
特に生成AIを使うと、もっともらしい人物や事例が文章へ入り込むことがあります。
自然に読めたとしても、本当にあった話とは限りません。
そこで7通版の「変化のイメージ」では、確認できる事例がある場合だけ、その事実を使うようにしました。
実在する事例がなければ、架空の成功談は作りません。
代わりに、読者が目指す変化や、そのために確認したいことを整理します。
ない事実を補うのではなく、確認できることだけを使う。
安心してメールを作るために、大切な線引きだと考えました。
アプリで順番を決め、自分のAIで本文を作ります
ステップメールメーカーが行うのは、5通または7通の設計です。
主に、次の内容を整理します。
- 各メールの役割
- 件名
- 本文要旨
- CTA
- シリーズ全体の目的
- 最終案内
- 公開前チェック
結果画面には、本文作成用のAIプロンプトも表示されます。
プロンプトをコピーし、自分が使っているChatGPT、Claude、Geminiなどへ貼り付けます。
生成AIでは、画面で決めた順番を基に、次の内容を具体化します。
- 各メールの書き出し
- 本文の詳しい説明
- 次のメールへのつながり
- 商品やサービスの案内文
- 公開前の確認事項
アプリの画面内で、AIが完成した本文を自動生成するわけではありません。
- 誰へ届けるのか?
- どんな悩みを扱うのか?
- 最後に何を案内するのか?
- 5通にするのか、7通にするのか?
これらは、利用する人が先に決めます。
また、具体的な配信日時や間隔も、自動では確定しません。
商品、読者、無料オファー、利用する配信サービスなどに合わせて、あとから決めます。
- アプリで順番を決める。
- 自分のAIで文章へ進む。
- そして、配信条件は自分で確認する。
そんな役割分担にしました。
メール登録をしなくても、構成とAIプロンプトを使えます
ステップメールメーカーは、約5分、登録不要で利用できます。
メール登録をしなくても、次の内容を確認できます。
- 5通・7通の構成
- 各メールの役割
- 件名
- 本文要旨
- CTA
- シリーズ全体の目的
- 最終案内
- 公開前チェック
- 画面上のAIプロンプト
結果画面の下には、希望する人のために、任意のメール登録欄も用意しました。
登録すると、主に次の内容が1通のメールで届きます。
- 配信前チェックリスト
- シナリオ改善用AIプロンプト
- 配信後に振り返ること
- 次の作業へ進むための実践ルート
メール登録は、画面の結果やAIプロンプトを見るための条件ではありません。
まずは画面で、登録後の流れを確認する。
実際の配信準備へ進むときに、必要であれば追加のガイドを受け取る。
自分の状況に合わせて選べる形にしました。
完成原稿ではなく、配信準備を始めるための土台です
ステップメールメーカーで表示される内容は、完成原稿や絶対的な正解ではありません。
同じ無料オファーを扱っていても、次の条件によって適した文章は変わります。
- 読者が抱えている悩み
- 商品やサービスの内容
- 価格や申込条件
- 確認できる事例
- 配信間隔
- 利用する配信サービス
表示された構成を、自分の読者や商品に合わせて整えてください。
- 架空の事例、数字、実績、顧客の声は使いません。
- 引用、価格、期限、特典、リンク先も、実際の内容と合っているか確認します。
- 個人情報、顧客情報、機密情報、第三者の秘密情報は、アプリや生成AIへ入力しないようにしてください。
- 著作権や第三者の権利、法令、利用する配信サービスの最新規約も確認します。
配信前には、自分で全通をテスト受信しましょう。
- スマートフォンで読みやすいか?
- リンクは正しく開くか?
- 同じ説明や案内を繰り返していないか?
- 最終案内へ自然につながっているか?
実際の受信画面で確認してから、配信へ進むことが大切です。
5つの入力項目や実際の結果も紹介しています
ステップメールメーカーの詳しい使い方や、5通・7通の違い、結果画面に表示される内容は、こちらの記事で紹介しています。

操作説明用の具体例を入力し、7通の構成がどのように表示されるのかも紹介しています。

あわせて読むと、5つの入力内容と、7通それぞれの役割や結果も確認できます。
まずは、登録後の流れを作ってみませんか?
ステップメールを作ろうとして手が止まったときは、いきなり1通目の本文から始めなくても大丈夫です。
まずは、次の5つを決めてみてください。
- 登録直後に渡す無料オファーは何か?
- 誰に届けるのか?
- 読者は、どんなことで迷っているのか?
- 最後に、どの商品やサービスを案内するのか?
- 5通と7通の、どちらで作るのか?
ここまで決まれば、各メールの役割を考え始められます。
すべての文章を完璧に書く必要はありません。
まずは、登録後から最終案内までの順番を見てみる。
そこから、1通ずつ本文を作れば良いんです。
作った無料アプリはこちらです。
ステップメールメーカーで、登録後の流れを整理してみてください。
焦らず、小さく、ひとつずつ。
自分の商売の手綱を、自分で握りながら育てていきましょう。



