「無料オファーを作ってみよう」と思ったとき、最初に迷うのが、その中身です。
- PDFにするのか?
- チェックリストにするのか?
- ワークシートやミニガイドにするのか?
- そもそも、何を渡せば役立つのか?
- どこまで作り込めば良いのか?
形式の候補は、いくつもあります。
考え始めるほど案が増えて、かえって決めにくくなることもありますよね。
そこで今回、無料オファーの企画材料を6つの入力から整理する無料ウェブアプリ、「無料オファー企画メーカー」を作りました。
この記事では、なぜこのアプリを作ったのか、企画づくりで何を大切にしたのかを紹介します。
実際の操作は、こちらの動画でご覧いただけます。
無料オファーは、「最初の贈り物」です
無料オファーとは、見込客へ無料で渡す、役立つ情報や道具のことです。
PDF、チェックリスト、ワークシート、ミニガイドなど、いろいろな形があります。
有料の商品やサービスを案内する前に、まずは小さく役立つ体験を渡す。その最初の贈り物が、無料オファーです。
たとえば、「何から集客を始めれば良いか分からない」という人へ、最初に確認する項目をまとめたチェックリストを渡す。
これなら、受け取った人は自分の状況を整理し、次の一歩を考えやすくなります。
大切なのは、情報をたくさん詰め込むことではありません。
見込客が抱えている最初の悩みを、一つだけ小さく解決することです。
形より先に、相手と悩みを整理したかった
無料オファーを考えるとき、つい「何ページのPDFにしよう」「きれいなデザインにしよう」と、形から決めたくなります。
でも、先に形を決めると、中へ入れる内容が増えやすいんです。
せっかく作るなら、これも入れたい。あの説明も必要かもしれない。そうしているうちに、制作がなかなか終わらなくなります。
まず考えたいのは、次のようなことでした。
- 誰へ届けるのか?
- その人は、最初に何で悩んでいるのか?
- 受け取ったあと、どんな小さな変化があれば役立つのか?
- 今の自分は、制作へどのくらい時間を使えるのか?
この順番で考えると、作るものの輪郭が見えやすくなります。
無料オファー企画メーカーも、形を選ぶだけではなく、相手、悩み、目的、制作時間を一緒に整理する設計にしました。
6つの入力から、企画の材料をまとめます
アプリで入力するのは、次の6項目です。
- 業種・専門分野
- 主な商品・サービス
- 見込客が最初に悩んでいること
- 無料オファーの目的
- 希望する形式
- 作成に使える時間
最初の3項目は、自分の商売に合わせて文章を入力します。後半の3項目では、目的、形式、使える時間を選びます。
すべてを長文で書く必要はありません。
所要時間の目安は約5分。利用を始めるためのメール登録も不要です。
頭の中で別々に考えていた材料を一つの画面へ並べると、「誰へ、何を、どんな形で届けるのか?」という企画の軸が見えやすくなります。
企画案だけでなく、次の制作まで見えるようにしました
6つの入力が終わると、無料オファーの企画結果が表示されます。
- 無料オファーの企画タイトルと概要
- コンセプトと、提供する小さな変化
- 想定する見込客
- タイトル案3つ
- STEP 1〜4の内容構成
- 案内に使うCTA文
- 配布・登録ページの見出し
- 次に取り組む3つのアクション
企画名だけを出して終わるのではなく、内容構成や案内文、次の作業までつなげました。
「案はできたけれど、このあと何を作れば良いのか分からない」という状態を減らしたかったからです。
とはいえ、ここで表示される内容は完成原稿ではありません。
まず方向を決め、制作へ進むためのたたき台です。
最初から完璧にせず、6割で形にする
無料で渡すものでも、作り始めると完成度が気になります。
文章を増やし、デザインを整え、事例を追加していると、公開日がどんどん先へ延びてしまいます。
そこでアプリでは、「まずは6割で、形にしましょう」と案内しています。
完成度6割で一度公開し、実際の反応を見ながら修正する。
これは、雑に作れば良いという意味ではありません。
見込客の悩みを一つに絞り、短い時間でも役立つ内容にする。存在しない実績や数字を使わず、次に取ってほしい行動を一つに決める。
そこまで整えたら、まずは小さく届けてみるという考え方です。
実際に使ってもらうと、「この説明が分かりにくかった」「この項目が役立った」といった改善の手がかりが見えてきます。
最初から正解を当てようとするより、自分で直しながら育てる方が、商売の道具として長く使えます。
自分のAIで、制作内容を具体化できます
結果画面には、利用者自身のChatGPT、Claude、Geminiなどへ貼り付けられる制作用プロンプトも表示されます。
アプリの中で制作物が自動的に完成するのではなく、表示されたプロンプトを、普段使っているAIへ貼り付けて使う形です。
プロンプトには、6つの入力と企画結果が整理されています。自分のAIへ貼り付けると、次の内容を具体化できます。
- タイトルとサブタイトル
- 全体構成と、各章・各ページの内容
- 制作に必要な素材
- 配布・登録ページの説明文
- ブログ、SNS、メルマガで使うCTA文
- 制作前に足りない情報と改善案
AIの出力も、そのまま公開できる完成版ではありません。
実際の商品、価格、提供条件、事実、根拠に合わせて直す必要があります。内容の正確さや著作権、第三者の権利に問題がないかも確認してください。
また、AIへ個人情報、顧客情報、機密情報を入力しないことも大切です。
考える作業を丸ごと任せるのではなく、自分の企画を具体化する相手として使います。
メール登録をしなくても、主要結果まで使えます
無料オファー企画メーカーは、メール登録をしなくても利用できます。
主要な企画結果と、画面上の制作用AIプロンプトは、そのまま確認できます。
希望する方には、結果画面の下に任意のメール登録欄も用意しました。メールで受け取れるのは、主に次の内容です。
- 公開前の制作チェックリスト
- 企画を6割で公開できる形へ整える追加AIプロンプト
- LPやCTAまで進める実践ルート
画面の結果を丸ごと保存するためのメールではなく、その後の制作を進めるための追加資料です。
画面上の結果だけを使うこともできますし、あとから制作を続けたいときにメールを受け取ることもできます。自分の進め方に合わせて選んでください。
自分で企画を育てるための補助道具です
このアプリで作りたかったのは、完成品を代わりに作る機械ではありません。
- 見込客の最初の悩みを確認する。
- 小さく役立つ内容を決める。
- 今使える時間に合わせて形を選ぶ。
- そして、6割の状態で一度届け、反応を見ながら直していく。
その流れを、自分で進めるための補助道具です。
企画のたびに誰かへ丸ごと任せるのではなく、まずは自分でたたき台を作り、必要な部分だけ相談する。
そんなDIY・内製化の進め方にもつながります。自分で考えた過程が残るので、公開後の修正もしやすくなります。
表示される企画は、絶対的な正解ではなく、売上や登録を保証するものでもありません。
自分の事業、顧客、商品、価格、提供条件に合わせて調整し、公開前には、
- 事実や条件が正しいか、
- 法律や利用サービスのルールに問題がないか、
- 著作権や第三者の権利を侵害していないか、
を確認してください。
まずは、見込客が最初に悩んでいることを一つ書き出してみませんか?
そこから、小さな贈り物のたたき台を作れます。
無料オファー企画メーカーで、企画の軸を整理してみてください。
小さく作って、実際に届ける。
そこから、自分の商売に合う形へ育てていきましょう。



