このは屋 AIニュース自動収集システム 2026.06.29

    ChatGPTとCodexを開発パートナーにして「自分専用AI週報」を作った方法

    前回は、n8nからGmailでメールを送るために、Google Cloud・Gmail・OAuth認証で苦戦したことをお伝えしました。 認証がで...

    記事を読む 読了目安 7 分 / AI時代の自作と内製化
    ChatGPTとCodexを開発パートナーにして「自分専用AI週報」を作った方法
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    ThemeAIニュース自動収集システム
    Updated2026年6月29日
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    前回は、n8nからGmailでメールを送るために、Google Cloud・Gmail・OAuth認証で苦戦したことをお伝えしました。

    認証ができて、Gmailからメールを送れる状態になると、「自分専用AI週報」の仕組みは、いよいよ形になってきます。

    ただし、ここから先は、単にノードをつなげれば終わりではありません。

    • 情報源を増やしたい。
    • メールの見た目を整えたい。
    • 同じニュースを何度も送らないようにしたい。
    • テスト中に誤送信しないようにしたい。

    こうした改善を、積み重ねていく必要があります。

    そんな中、今回、大きな助けになったのが、ChatGPTとCodexでした。

    この記事では、ChatGPTとCodexを「全部を代わりにやってくれる存在」ではなく、一緒に考え、作り、確認する開発パートナーとして使った方法をお伝えします。

    目次
    このは屋 | ChatGPTとCodexを開発パートナーにして「自分専用AI週報」を作った方法
    このは屋 | ChatGPTとCodexを開発パートナーにして「自分専用AI週報」を作った方法
    このは屋
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    この記事の要約

    • ChatGPTは、全体の考え方を整理し、次に何をするかを一緒に考える役割で使いました。
    • Codexは、既存ファイルを読み、改善案や新しい下書きファイルを作る役割で使いました。
    • Import、Publish、認証、メール送信などの外部操作は、人間が確認して行いました。

    「AIに作ってもらう」と「AIと一緒に作る」は違います

    AIを使って仕組みを作ると聞くと、「AIに全部お願いして完成させる」というイメージを持つかもしれません。

    ですが、実際にやってみると、それではうまくいきませんでした。

    自動化の仕組みには、次のような判断が必要だからです。

    • 何を集めるのか?
    • どのニュースを重要と判断するのか?
    • 誰にメールを送るのか?
    • どこまで自動化して良いのか?
    • テスト時に何を止めるのか?
    • 失敗したときにどう戻すのか?

    こうした判断は、仕組みを使う人間の仕事です。

    AIは、その判断を支えるために使う方が良いと感じました。

    今回の「自分専用AI週報」では、AIにすべてを任せるのではなく、役割を分けました。

    担当主な役割
    人間目的を決める、実行を承認する、認証情報を管理する、結果を確認する
    ChatGPT考え方を整理する、次の作業を案内する、エラーの意味を一緒に考える
    Codexファイルを読み取る、構成を確認する、新しい下書きファイルを作る
    n8n情報取得、整形、Geminiへの依頼、メール送信などの処理を実行する

    このように分けると、AIを使っていても、何が起きているかを見失いにくくなります。

    ChatGPTには「次の一歩」を一緒に考えてもらいました

    今回、ChatGPTには主に、全体の進め方を整理してもらいました。

    n8nを使い始めた頃は、やりたいことがたくさんありました。

    • RSSを増やしたい
    • Geminiの出力を良くしたい
    • メールを読みやすくしたい
    • 重複送信を防ぎたい
    • 安全にテストしたい

    ただ、これを一度に進めようとすると、どこから手を付けるべきか分からなくなります。

    そこでChatGPTには、次のような形で相談しました。

    • 「今の状態で、次に確認すべきことは何ですか?」
    • 「このエラーは、どのノードで起きている可能性がありますか?」
    • 「まず安全に試すなら、どこまで実行すれば良いですか?」
    • 「この改善は、今やるべきですか。それとも後回しで良いですか?」

    大切だったのは、AIに大きな依頼を一度に投げることではありません。

    いま目の前にある一歩を、一緒に整理することでした。

    エラーは「失敗」ではなく、次の作業が見えた合図でした

    n8nを触っていると、当然ですがエラーも出ます。

    • コードの返し方が違う。
    • 想定していたデータ項目がない。
    • メールの件名に日付が入らない。
    • Google認証が途中で進まない。

    最初は、画面に赤い表示が出るだけで、少し身構えてしまいます。

    ただ、AIに画面の状況やエラーメッセージを伝えると、「何が起きているのか」を小さく分けて考えられます。

    例えば、エラーが出たときは、次の順番で確認しました。

    1. どのノードが赤くなっているかを見る
    2. 入力と出力のどちらで止まったかを確認する
    3. エラーメッセージを読む
    4. AIに意味を説明してもらう
    5. 修正は一か所ずつ行う
    6. もう一度、そこだけ確認する

    ここで重要なのは、エラーが出たからといって、すべてを作り直さないことです。

    多くの場合、直すべき場所は、一か所です。

    AIに相談すると、その一か所を見つけやすくなります。

    Codexには「既存ファイルを安全に読む役割」を任せました

    仕組みが少しずつ大きくなると、n8nの画面だけでは、全体を確認しにくい場面が出てきます。

    そこで役立ったのが、Codexでした。

    Codexには、n8nからエクスポートしたJSONファイルを読み取り、次のようなことを確認してもらいました。

    • 現在のワークフローには、どのノードがあるか?
    • 情報源はいくつ登録されているか?
    • ノード同士がどうつながっているか?
    • 重複送信を防ぐ仕組みがあるか?
    • テストと本番で、どんな違いがあるか?
    • 改善するとしたら、どこを変える必要があるか?

    ここで便利だったのは、画面を見ながら何となく判断するのではなく、ファイルをもとに構成を整理できたことです。

    特に、情報源が増え、ノード数が増えてくると、「今どこまで作れているのか?」を文章として残す価値が大きくなります。

    Codexには、元ファイルを直接変えないルールを決めました

    ただし、AIにファイルを読ませたり、改善案を作らせたりするときには、注意も必要です。

    便利だからといって、いきなり本番用のファイルを書き換えるのは危険です。

    今回の「自分専用AI週報」では、Codexに依頼するときのルールを決めました。

    • 既存JSONを上書きしない
    • 既存JSONを削除しない
    • 新しい改善案は、新しいバージョンの下書きJSONとして作る
    • 認証情報や送信先の内容を表示・変更しない
    • n8nへのImportを勝手に行わない
    • Publishや有効化を勝手に行わない
    • Manual実行やメール送信を勝手に行わない

    つまり、Codexが担当するのは、調査と下書き作成までです。

    • 実際にn8nへImportする。
    • Gmailの認証をする。
    • メールを送る。
    • Scheduleを有効にする。

    こうした外部操作は、人間が画面を見ながら行います。

    この線引きを決めたことで、AIを安心して使いやすくなりました。

    ドキュメントも一緒に作ることにしました

    今回、Codexにはワークフローの改善だけでなく、ドキュメント作成も依頼しました。

    作ったのは、主に次の3つです。

    ドキュメント役割
    README仕組み全体、情報源、運用方法、注意点をまとめる
    CHANGELOGバージョンごとの変更内容と、確認済み・未確認の状況を残す
    CODEX_RULES今後AIへ依頼するときの安全ルールを残す

    最初は、「そこまで必要だろうか?」と思うかもしれません。

    ですが、仕組みが育っていくほど、ドキュメントの価値は大きくなります。

    数週間後に見直したとき、作った本人でも忘れていることがあるからです。

    たとえば、次のようなことです。

    • なぜこの情報源を追加したのか?
    • なぜこの期間のニュースを対象にしているのか?
    • なぜManual実行では履歴を更新しないのか?
    • なぜ送信専用のGmailを使っているのか?
    • どこまでテスト済みで、どこから未確認なのか?

    こうした判断を残しておけば、将来の改善もしやすくなります。

    仕組みそのものだけでなく、仕組みを理解するための資料も資産です。

    AIに任せて良いこと、任せすぎない方が良いこと

    今回の実践を通して、AIに任せて良いことと、人間が持つべきことが見えてきました。

    AIに任せやすいこと人間が確認すべきこと
    作業手順の整理目的や優先順位の決定
    コードや設定案の下書き本番環境へ反映する判断
    エラー文の説明認証情報の管理
    既存ファイルの構造確認メール送信先の確認
    READMEなどの文章作成PublishやScheduleの開始

    このように役割を分けると、AIはとても頼もしい存在になります。

    一方で、AIが答えた内容をそのまま実行するのではなく、「何が起きるか?」を理解してから進めることも大切です。

    AIと一緒に作ると、初心者でも前に進みやすい

    以前なら、n8nやDockerのような仕組みを作るには、詳しい人へ相談するか、長い解説記事や動画を探す必要がありました。

    もちろん、今でも公式ドキュメントや専門家の情報は重要です。

    ただ、AIがいることで、「今の自分の状況」に合わせて質問できます。

    • 分からない言葉があれば、その場で聞く。
    • エラーが出れば、その画面をもとに相談する。
    • 次の一歩が分からなければ、小さな作業に分けてもらう。

    この進め方は、技術者ではない人にとって、特に大きな助けになります。

    大切なのは、AIを、考えるための相棒として使うことです。

    まとめ

    • ChatGPTは、全体の進め方を整理し、次の一歩を考える開発パートナーとして役立ちました。
    • Codexは、既存ファイルを読み、構成を確認し、安全な下書きを作る役割で使いました。
    • AIにすべてを任せるのではなく、人間とAIで役割を分けることが大切です。
    • 認証、Import、Publish、メール送信などの外部操作は、人間が確認しながら行う方が安心です。
    • READMEやCHANGELOGのようなドキュメントも、仕組みを育てるための大切な資産になります。

    次回は、n8n版の「自分専用AI週報」がどのような構成になったのかを、全体像からご紹介します。

    前回の記事はこちらです。Google Cloud・Gmail・OAuth認証で苦戦したことを初心者向けに整理します

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