前回の記事では、「ローカルLLMとは何か?」について整理しました。

その中で、新しく「ローカルLLMマネージャー」という存在を知りましたね。
そして調べていくと、必ずと言っていいほど登場するのが、「LM Studio」と「Ollama」です。
現時点では、この2つがローカルLLM界隈の代表的なツールといえます。
でも、初心者からすると、こんな疑問が出てくるでしょう。
- 「結局どっちを使えばいいの?」
- 「何が違うの?」
- 「両方必要なの?」
今回は、実際の導入前に、初心者目線で、「LM Studio」と「Ollama」の違いを整理してみたいと思います。
まず結論から
最初に、結論をお伝えします。
| LM Studio | Ollama |
|---|---|
| 初心者向け | 中級者向け |
| GUI中心 | CLI中心 |
| 画面で操作しやすい | 他ツールとの連携が強い |
| 単体利用しやすい | 拡張性が高い |
かなり大雑把に言うと、
- LM Studioは、「ローカルLLM版ChatGPT」
- Ollamaは、「ローカルLLM版Docker」
のようなイメージです。
もちろん厳密には違いますが、初心者が理解するには十分だと思います。
LM Studioとは何か?
LM Studioは、ローカルLLMを簡単に利用するためのデスクトップアプリです。
インストールすると、ChatGPTのような画面が表示されます。
モデルの検索やダウンロードも、基本的にはボタン操作だけで進められます。
つまり、GUI中心です。
ターミナルが苦手な人でも、比較的触りやすい設計になっています。
YouTubeやブログ記事等で、よく紹介されているローカルLLMツールの1つです。
LM Studioのメリット
- 画面操作だけで始めやすい
- モデル検索が分かりやすい
- ChatGPTに近い感覚で使える
- 初心者でも理解しやすい
LM Studioの気になる点
- 環境によっては、導入時に苦戦することがある
- Apple Silicon中心の情報が、増えている
- 一部の環境では、動作検証が必要
Intel Mac環境では、工夫しないと導入できません。
これは、LM Studioが悪いという話ではありません。
Ollamaとは何か?
一方の、Ollamaは、少し性格が違います。
Ollamaは、ローカルLLMを動かすための基盤に近い存在です。
モデルをダウンロードし、起動し、他のアプリへ提供する役割を担っています。
そのため、多くの場合は、ターミナルを利用します。
例えば、モデルをダウンロードする場合は次のようなコマンドを実行します。
- ollama run gemma3
初心者からすると、少しハードルが高く感じるかもしれません。
ですが、その分だけ、自由度は高いです。
Ollamaのメリット
- 多くのツールと連携できる
- Hermes Desktopとも相性が良い
- Open WebUIなどと組み合わせられる
- 利用者が非常に多い
Ollamaの気になる点
- ターミナル操作が、必要になる
- 初心者には、少し難しく感じる
- 最初は、仕組みを理解する必要がある
Open WebUIとの関係
Open WebUIは、Ollamaと組み合わせて使われることが多いです。
イメージとしては、次のようになります。
- Ollama → Open WebUI → ブラウザで利用
つまり、Ollamaが、エンジン。
Open WebUIが、運転席です。
そのため、Ollamaの弱点である、「ターミナル中心」という部分を補うことができます。
ChatGPTに近い操作感で利用できるため、初心者にも相性が良いでしょう。
どちらから試すのか?
現時点では、両方試すのが良いでしょう。
理由は、単純です。
ローカルLLM界隈では、この2つが事実上の標準だからです。
LM Studioを知らずにローカルLLMを語ることも難しいですし、Ollamaを知らずにAIエージェントを語ることも難しいでしょう。
また、GPT4AllやAnythingLLM、Janなどもあります。
せっかくの機会ですので、できる限り実践して、比較してみると良いと思います。
まとめ
今回の内容を整理すると、次のようになります。
- LM Studioは初心者向けのGUI中心ツール
- Ollamaは拡張性の高いローカルLLM基盤
- Open WebUIはOllamaを使いやすくする画面
- どちらが優れているというより役割が違う
- まずは実際に触ってみることが大切
次回は、いよいよ実際の導入に進みます。
- LM Studioは、本当に簡単なのか?
- Ollamaは、初心者でも使えるのか?
そして、Hermes Desktopと組み合わせることはできるのか?
引き続き、実践しながら、検証していきたいと思います。


