ワークショップは、多くの場所で開かれていますね。
セミナーと異なる点は、主役の違いになります。
セミナーの主役は講師であるの対して、ワークショップの主役は参加者になります。
そして内容についても、セミナーは座学が多いのに対して、ワークショップの内容は実践的、経験重視といった違いがあります。
手芸、料理、陶器といった、もの作りといったジャンルから、
経営、マーケティングといったみんなで集まって知恵を絞るものまで幅広く開催されています。
参加者が主体的に。自分の手や頭を動かしながら学べるので、学習効率、定着率の点から考えると、ワークショップという形態はとても理にかなっています。
しかし、
「ワークショップを開催したことがない」
「ワークショップをやったけど、手応えがいまいち無い」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそういった方に向けて、ワークショップの基本が学べる書籍を紹介します。
ワークショップの作り方が学べるオススメの本
ワークショップの入門としてオススメなのが、ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくりです。
ワークショップに対する基本概念の理解から、具体的なワークショップの構築方法が解説されています。
かなり実践的な内容まで教えてくれているので、明日からすぐに使えます。
ワークショップの進行の仕方が参考になる
本書の中で、ワークショップに必要な3つの要素について述べられています。
ワークショップは次の3つの要素から構成されています。
チーム(グループ)
プログラム
ファシリテーター堀 公俊 加藤 彰(2008)ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくり. 日本経済新聞出版社 pp.20.
これら3つの要素がしっかり揃うことで、効果の高いワークショップが実現されるということですね。
ファシリテーターとは、場の進行を行う人のことを指します。
このファシリテーターの進行によって、場の質はかなり変わってしまいます。
TV番組で言えば、司会の位置ですから、ワークショップデザインにおいて超重要なポイントなんですね。
本書の第3章の「アクティビティを使いこなそう!」では、そのポイントについて詳しく解説されています。
場を温めるアクティビティ、アイディアを引き出すアクティビティといった実践的な内容が’盛りだくさんです。
個人的には、この3章のアクティビティがとても参考になりました。
実際に現場で落とし込んで使ってみたところ、予想以上の好反応でびっくりしました(^^)
場や集団を活性化させる手段として、とても勉強になりますよ。
編集後記
今回は、ワークショップを作り上げる際にオススメの本をご紹介しました。
室の高いワークショップを作り上げることは、ビジネスでもかなり優位になります。
セミナーや研修にも応用が効く内容なので、ぜひ参考にしてみてください。